飯田章のMS51クラウンHT再生Proj.【7‐1】再生プロジェクトのスタートから半年、ついにボディの塗装に突入!|1970年式 トヨタ クラウン HT(MS51)

塗装ブースに入れられ、色が入ったクラウンハードトップとご対面する飯田 章さん。「なんかいい感じになってきたね!」と話す顔からは、自然と笑みがこぼれる

       
前回、いったんエンジンの始動を行ったが、その際、冷却系からの水漏れがあった。そこで、原因究明のために冷却系をチェック。すると、ウオーターポンプ、ラジエーター、ヒーターなどから水漏れがあり、修復がスタート!

レース界のニューリーダー・飯田 章さんが、自分のセンスと眼力、そして業界でつちかった人脈を駆使して自分のクラウンをレストアする工程を追う「クラウン再生プロジェクト」も、いよいよ終盤戦! 今回はついに、ボディの塗装工程に突入した!

【飯田章のMS51クラウン再生プロジェクト 7-1 1970年式 トヨタ クラウン HT(MS51)】

飯田 章さんが「2ドアハードトップだからこそ手に入れて乗りたい!」と強く思い、昨年からスタートしたMS51クラウンハードトップの再生プロジェクト。始まったのが昨年の6月号なので、今回で丸1年を迎えたわけだが、いよいよゴールが見えてきた。

まずは軽く前回を振り返ろう。前回は総剥離したボディの表面に見える点サビをサンダーで削り取り、ムキ出しになったボディに新たなサビができないよう、サビ止めとして建材用のプライマーを吹き付けるところまで作業が進んでいた。さらに、点サビを除去するために削られたボディのわずかなヘコミは、パテを盛らずともプライマーを吹くことで埋められたようだ。

【画像18枚】再生プロジェクトのスタートから半年、ついにボディの塗装に突入!  ペイント前の段階、いわゆるサフェーサーが吹かれた状態。下地のよさはそのまま塗装のよさに繋がるため、ここで勝負が決まる!



>>リアパネルの凹みは、裏側に鉄板を張って強度を持たせた上で、引っ張り出す方法を使った。修復後は、凹んでいた形跡は一切ない。


>>プロジェクト開始直後、一番の問題点と思われていた助手席側のサイドシル。腐食していた部分が切り取られて、新たな鉄板で作り直された。


【3】へ続く


初出:ノスタルジックヒーロー2019年6月号 Vol.193
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

飯田章のMS51クラウン再生プロジェクト 7-1 1970年式 トヨタ クラウン HT(MS51)

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photo: Takashi Akamatsu/赤松 孝 Cooperation; Top Secret/トップシークレット

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