飯田章のMS51クラウンHT再生Proj.【8-1】ついに完成まであと一息! 輝きを放つクラウンのボディとエンブレム|1970年式 トヨタ クラウン HT(MS51)

塗装の最終段階となる磨き作業は、粗めのバフで肌調整を行うところからスタート。その後、キズ消し、ツヤ出しと、3工程に分けて行っていく

       
日本のレース界で大活躍している飯田 章さんが、自分のための旧車をイチから作ることを決意。その製作工程を追ってきたのが当コーナー「クラウン再生プロジェクト」だ。前回色が塗られたボディに外装パーツが組み付けられ、MS51ハードトップの完成形が見えてきた!

【飯田章のMS51クラウン再生プロジェクト 8-1 1970年式 トヨタ クラウン HT】

飯田 章さんが自腹で愛車1970年式クラウンハードトップを仕上げるプロジェクトの8回目。5ナンバーフルサイズ車初のハードトップとしてデビューし、「白いクラウン」のキャッチコピーのもと、法人以外の顧客をクラウンに引きつけた立役者を1年以上にわたってレストアしてきたワケだが、今回で完成一歩手前までこぎ着けた。

 純正ボディ色に近い色をトヨタ583という塗料をベースに調色。その上からクリアを吹いたところまで進んだ前回のあと、クラウンはボンネット、ドア、トランクといった大物パーツの取り付けと、仕上げの磨き作業を行なった。

粗めのウールバフを使って肌調整するところから始まり、スポンジバフでのウールバフの目消し、仕上げのツヤ出し作業を行う3工程を経たのだ。ここに至ってクラウンのボディは、ツヤツヤのピカピカに! カサカサボディだった最初の取材の状態は、もう見る影もない。というか、同じクルマだとは思えないほどの輝きを放っている。

【画像16枚】再メッキされたパーツと塗装の上がったクラウンハードトップ。これまでは別々に作業されてきたが、ついに1つにまとまるときが来た!



>>フロントウインドーを囲むゴムモールは、残念ながら入手できなかった。しかし、ここはメッキのモールが上からはめ込まれるので、気にならないハズだ。


【2】へ続く


初出:ノスタルジックヒーロー2018年10月号 Vol.189
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

飯田章のMS51クラウン再生プロジェクト 【8】1970年式 トヨタ クラウン HT(全3記事)

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text Akio Sato/佐藤昭夫 Photo: Ryota Sato/佐藤亮太 Cooperation; Top Secret/トップシークレット

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