ハコスカにスープラのエンジン！　2JZ型改3.4LにT04Zシングルターボ 700psオーバーのモンスター【1】1971年式 日産 スカイライン HT 2000 GT-X

Nosweb 編集部 2023/04/10

ソアラからハコスカへ、メーカーをまたいでスワップされた2JZ型。3.4L化に加え、バルブのサイズアップやタービン交換により、以前にも増してモンスター化した

　　　　　　　

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3.0L直列6気筒DOHC。2JZ型は、トヨタが誇る最強エンジンの一つ。群を抜く耐久性は、製造中止から10数年が経過した今もチューニングベースとして人気絶大だ。このハコスカの心臓は、そんな2JZの最高峰チューンド。ブースト1.0kg/㎠で500ps超え、1.5kg/㎠で700psオーバーの世界へ。1トンほどの車重にこのパワー、加速感は想像を絶する。

【1971年式 日産 スカイライン HT 2000 GT-X　Vol.1】

　トヨタの名機JZ型6気筒DOHC24バルブエンジンは大きく2タイプ。排気量が2.5Lの1JZ型と、3Lとなる2JZ型で、共にNAとターボ仕様がある。最強はVVTi（可変バルブタイミング機構）と2基のターボチャージャーを搭載した2JZ‐GTE型で、280㎰/5600rpmの最高出力と46.0kg‐m/3600rpmの最大トルクを発生する。2.5Lの1JZ型も、トルクこそ3Lに引けを取るが、最高出力は280psを余裕でマーク。どちらもオリジナルは出力規制でがんじがらめだが、チューニングで規制の呪縛から解放してやることで、初めて本領を発揮する。

「ハコスカに乗っていながらなんですが、今でもこのエンジンが最強やと思ってます。L型とはまた違う、知的で大人なイメージの力強さ。見た目も近代的で、カッコいいし（笑）」

　そう話すハコスカのオーナー、オーナーのJZ型エンジンとの付き合いは古い。

>> 【画像37枚】2JZターボを搭載した1971年式 日産 スカイライン HT 2000 GT-Xのスタイリングなど

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text : ISAO KATSUMORI（ZOO）/勝森勇夫（ズー） photo : RYOTA-RAW SHIMIZU（FOXX BOOKS）/清水良太郎（フォックス ブックス）

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