2人のFFライトウエイトスポーツ【1】H・P・ALLOY採用で車両重量760〜 825kg! 世界初のサンルーフも|1983年式 ホンダ バラードスポーツ CR-X 1.5i

軽量ミッドシップの利点を生かし、ハイパワー車に真っ向勝負をいどんでいくのだ

       

【1983年式 ホンダ バラードスポーツ CR-X 1.5i Vol.1】

【画像16枚】世界初の電動アウタースライドサンルーフは、液晶デジタルメーターとセットで装着。スライドレールなしにサンルーフがルーフの上をスライドする独創のメカニズムを採用し、チルトアップ機構も備わる

1983年に登場した初代CR-Xは、シビックの兄弟車であるバラードの派生車種としてデビュー。スポーツモデルという位置付けから、「バラードスポーツ」のサブネームが与えられた。

「単なるクルマではなく、走るスポーツとしての楽しさを求めた“FFライトウエイトスポーツ”」として開発されたCR-Xだが、そのドライビングの楽しさを実現させたのは、なんと言っても“軽さ”に尽きる。ボディは、軽量かつ耐久性に優れ、鋼板の感触に近い新素材「H・P・ALLOY」をフロントフェンダーやドアロアガーニッシュに用いるとともに、ホンダ独自の新素材「H・P・BLEND」を前後バンパーに採用。大幅な軽量化とともに、防錆、耐チッピング性を実現し、車両重量760〜 825kgという軽さを達成したのである。



>>ボディサイドのデカールもコンディションは非常にいい。


バラードスポーツCR-X 1.5i(AF)

全長×全幅×全高(㎜) 3675×1625×1290
ホイールベース(㎜)  2200
トレッド前/後(㎜) 1400/1415
車両重量(㎏)  825
エンジン型式  EW型
エンジン種類 直列4気筒SOHC
総排気量(cc) 1488
ボア×ストローク(㎜) 74.0×86.5
圧縮比8.7:1
最高出力(ps/rpm) 110/5800
最大トルク(㎏-m/rpm) 13.8/4500
変速比 1速2.380/2速1.560/3速0.911
後退1.954
最終減速比 3.588
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション前/後 ストラット/トレーリングリンク
ブレーキ前/後 ベンチレーテッドディスク/リーディングトレーリング
タイヤ 175/70R13(前後とも)
発売当時価格 143.0万円

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【2】へ続く

初出:ハチマルヒーロー vol.044 2017年11月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1983年式 ホンダ バラードスポーツ CR-X(全5記事)

TEXT:HIDEO KOBAYASHI/小林秀雄 PHOTO:MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ) COOPERATION : MIZUKAMI AUTO/水上自動車工業

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