世界チャンピオンに0.014秒届かなかった、新世代のレジェンドライダー、中野真矢|オートバイレースライダー レジェンドファイル 【vol.2】

ホンダ CBR600RRコニカミノルタ 中野真矢スペシャルエディション

       

 「この時、背筋に冷たいものが走るという感覚を初めて覚えました」とつい先日の出来事のように中野は語ってくれた。中野がもっとも世界一に近づいた瞬間であり、このレースこそが彼をレジェンドと呼ぶ理由でもあるのだ。
2001年からはGP500クラスに変更。総合5位で500クラスでもルーキーオブザイヤーを獲得。次の年からは4ストのMoto GPとなりマシンも途中からM1へと変わる。感覚的には遅いが記録上はタイムが出る。この感覚に翌年まで悩み続けることになる。そしてその結論が2004年のカワサキへの移籍。
これだけのビッグネームである中野がMoto GPクラスに参入して間もないチームへの移籍は衝撃だった。
「実はMoto GPマシンに悩んでいて、いちから開発に加わることのできるカワサキが魅力的でした」と中野。



>>千葉県東金市にオープンした、新たなバイク乗りのランドマークとして人気の高い56design本店ショールーム。欧州を転戦してきた中野真矢の経験を生かし、日本とは思えないような雰囲気を持ったデザインを実現。また併設するイタリアンレストラン「フィオレット」も、同じく中野のデザインセンスの生きたお店だ。
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text : Hachimaru Hero/編集部 photo : Yasui Hiromitsu/安井宏充

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