46年間で刻んだ歴史はそのままに、気になる部分はレストア!|松田次生のエンジョイハコスカGT-Rライフ vol.2 【前編】

ハコスカGT-Rは、前オーナーの手入れが行き届いており、走りは絶好調。ただし、46年間にはいろいろあったようで、気になる部分もある

       
ハコスカGT-Rは、前オーナーの手入れが行き届いており、走りは絶好調。ただし、46年間にはいろいろあったようで、気になる部分もある。特に、左リアのヒビ割れが目立つので、今回はそのあたりを修復!

【松田次生のエンジョイハコスカライフ vol.2 前編】

2018年は、シリーズ8戦のスーパーGTをメインに、サーキットでのテスト、ブランパンGTシリーズアジア、インタープロトシリーズなどのレース活動のほか、テレビ出演や雑誌の取材などもこなし、連日多忙を極める松田次生さん。そんな、忙しい合間のプライベートで、ハコスカGT‐Rライフも楽しんでいるようだ。

「左リアのキズというか、塗装が浮いているのが気になります。写真を撮る時も、その線がけっこうハッキリ写ってました。あと、両サイドの下回りのサビも、これ以上進行しないうちになんとかしたいと思っています」と以前の取材の際も話していた。

そこで、本誌でもおなじみの千葉県香取市にある「プリンスガレージかとり」の香取孝代表に相談したところ、

左リア、下回り、オーバーフェンダーなどのお色直しを行うことになった。ボディの状態を確認してもらうと、

「それほどひどくはないけど、昔の板金修理って感じだね。当時は、今ほどGT‐Rが高騰していたわけじゃないから、ほかのクルマと同じように板金修理されたから、塗装の割れなんかも出てくる。今のレストアとは違うから。

今回は、左リアと下回りを中心にやるけど、新車のように仕上げるのであれば、全面剥離するしかない。ただ、エンジンルームなどは当時の塗装が残っているようなので、全面剥離はしないほうがいいけどね」と香取さん。

【画像19枚】エンジンルームには当時の塗装が残ったこの個体。「今のレストア」で仕上げていく


>>最終仕上げは、ボディ全体をポリッシャーで磨いて完成。


>>新車並みとまではいかないが、今回のお色直しによって十分GT-Rらしい輝きを取り戻したと思う。


>>シルバーを調色し、塗装。キズが直り、サーフィンラインもシャープになった


初出:ノスタルジックヒーロー 2018年 12月号 Vol.190

(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)


松田次生のエンジョイハコスカライフ vol.2(全2記事)


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【2】に続く

photo:Motosuke Fujii(Salute)/藤井元輔(サルーテ) Cooperation:Prince Garage Katori/プリンスガレージかとり

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