自分が子供だった頃、前橋商店街に来てわくわくした気持ちを伝えていきたい【4-2】壮行会を開催|ラリーモンテカルロ・ヒストリックへの道

横田館長と愛車モンテ仕様の240Zは、肩慣らしも兼ねてJAF公認「JMRC関東ラリーシリーズ/群馬ラリーシリーズ第4戦」にエントリー。幸先よく完走を果たした

       
ラリーモンテカルロ・クラシックに挑戦する横田正弘さんのため、前橋市長の山本龍さんを中心とした横田さんの仲間たちが集まり、壮行会が開かれた。

【 ラリーモンテカルロ・ヒストリックへの道 Vol.4-2】

【1】から続く

 横田館長がモンテカルロ・ラリーに出ようと決めたのは、自分が子供だった頃、前橋商店街に来てわくわくした気持ちを、これからの子供たちにも伝えたいという思いによるものという。壮行会でも「自らモンテカルロ・ラリーに出て、その車両を商店街に飾りたい。私たちの企画のスタートは前橋商店街で、ゴールも前橋商店街なのです」と熱く語っていた。

 そして、この壮行会から約1週間後となる9月2日には、横田館長にとってはホームグラウンドである群馬県渋川/榛名近辺で開催されたJAF公認の本格的ナイトラリー「JMRC関東ラリーシリーズ/群馬ラリーシリーズ第4戦」にも「チャレンジクラス」にエントリー。マシンとドライバー/ナビゲーター双方の肩慣らしという軽い目的だったとのことだが、みごと完走を果たすことができた。

 あこがれの「ラリーモンテカルロ・ヒストリック」に向けて着々と準備を進めている横田正弘館長のダットサン240Zは、間もなくラリーのスタート地点となるヨーロッパ某都市に向けて送り出される予定となっている。

 世紀の大舞台が開幕するまで、あと3カ月にまで迫っているのである。


>> 【画像13枚】「前橋テルサ」大宴会場にて行われた壮行会など



壮行会では、発起人にして横田館長の盟友ともいうべき山本龍前橋市長が自前で用意してきたというブルーのメカニックスーツで登壇。素晴らしいスピーチで会場を沸かせた。







また、館長のお母さまへの感謝の言葉や、館長が愛してやまないお孫さんたちからも温かいメッセージが寄せられ、会場に詰めかけた仲間たちは大いに感動。




OWNER’S VOICE/横田 正弘さん

言わずと知れた伊香保「おもちゃと人形 自動車博物館」館長にして、「スプレンドーレ」系イベントの主宰者。また自身も世界中のラリーで活躍するなど、日本旧車界を代表する一人。今季はこのS30フェアレディ240Zとともに、ラリーモンテカルロ・ヒストリックに挑戦する。



初出:ノスタルジックヒーロー 2017年12月号 vol.184
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

ラリーモンテカルロ・ヒストリックへの道 Vol 004(全2記事)

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text & photo:HIROMI TAKEDA/武田公実 PHOTO:KEIGO YAMAMOTO/山本圭吾

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