泥だらけ状態からの脱出! フェアレディ240ZGのボディ補修【5-4】ニッポン名車物語 復活編 第五話

エンジン、ミッション、デフ、サスペンションそして一部のボディパーツ。さらに内装をすべてを外してドンガラ状態にしたボディ。アウターは磨きの作業で対応できるレベルをキープしていた

       
【 ニッポン名車物語 復活編 第五話 Vol.4】

 トヨタ2000GTとともにレストアが続いているフェアレディ240ZG。

 すでに修復作業が開始されているフェアレディ240ZG。前回は泥だらけ状態だったが、きれいに洗浄を行った。外板は塗装の劣化もなく磨きで十分いけると判断された。インナーは塗装剥離を行ってみると、フロアパネルはサビと腐食が目立つ個所があり、板金補修をしたうえで黒のサフェーサーを塗布している。水没から1年以上経過したボディだけに、しっかり手を入れる必要があった。次は仕上げ塗装に入る予定。

>> 【画像20枚】板金や穴埋めなどの作業を終えてから、黒のサフェーサーを塗布してある240ZGのフロアパネルなど。右フロントのペダル位置の付近はかなり腐食していたので、新たに板金された。そしてトヨタ2000GTのレストアのようす




>> フロアパネルはストレスがかかるうえに、水分もたまりやすい個所でもある。シート周辺にはボルトやハーネス用に設定されている穴のまわりがサビと腐食に侵されているのがわかる。



>> シートレールを取り付ける台座の中央が朽ち果てて穴開き状態までいってしまっている。周辺をカットしたうえで、板金で新たなものを成型する。フロアのサビの状態はけっこう深刻なレベルになっていた。



>> ラゲージスペースにも多少のサビが見られたため、入念にサビ取りを行い、下地処理まで済ましている。細部まで一切の妥協をせずに補修をしている。




初出:ノスタルジックヒーロー 2017年2月号 vol.179
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

ニッポン名車物語 復活編 第五話(全4記事)

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【3】から続く

photo : NOSTALGIC HERO/編集部

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