「またいつかペルソナに乗りたい」と思い続け、再び手に入れたペルソナ【3】1988年式 マツダ ペルソナ 2000 DOHC タイプB

マツダ ペルソナ 2000 DOHC タイプBとユーノス300仕様の後期ペルソナ1800タイプA

       
【超実力派宣言 1988年式 マツダ ペルソナ 2000 DOHC タイプB Vol.3】

【2】から続く

 ここで紹介する2台は、オリジナルを保持した前期ペルソナと、ユーノス300仕様に仕立てた後期ペルソナ。前者のオーナーは、高校生の時にマツダ本社ショールームで見たペルソナに衝撃を受け、運転免許を取得してユーノス300を購入。その後はユーノス800やR34スカイラインに浮気をしたが、「またいつかペルソナに乗りたい」と思い続け、約4年前に再び手に入れたそうだ。

 一方、後者のオーナーは、フェスティバやスカイラインを乗り継いだ後、中学生の頃から好きだったピラーレス4ドアハードトップのクルマを探していた。そして発見したのが、手頃な価格のペルソナだった。決め手はその安さだったが、所有しているうちに愛着がわき、今では最高のパートナーに。そして、好みだったユーノス300仕様に仕立てて、カーライフを楽しんでいるようだ。

>> 【画像20枚】ベースがタイプAのため、シート表皮はクロス。この個体は後期型なので、運転席はパワーシートとなる。なお、ユーノス300にはバケットタイプのシートが採用されていた




>> リアシートの形状は、タイプAもタイプBも同じ。ヘッドレストとスピーカーボードが一体化した、斬新な形状だ。ちなみにタイプAは、アームレストクッションがオプション扱いだった。




>> ピラーレスハードトップの開放感を際立たせるために開発されたリアドア・ビルトイン・シートベルト。これにより、前席のシートベルトをルーフから吊り下げる必要がなくなったのだ。





>> リアはコンビランプのデザインが変更点。リアスポイラーも専用デザインで、レアなアイテムだそうだ。なお、2Lはマフラーフィニッシャーがデュアルだが、1.8Lはシングルとなる。



OWNER’S VOICE


「広島カープ大好き」のオーナーと、愛車をユーノス300仕様に仕立てたオーナー。二人はSNS上で知り合い、これまでに面識はあったものの、2台を並べたのは今回が初めてだったそうだ。
 純正を大切にするオーナーは「社外品の装着はありません。オプションカタログの写真を目指して仕上げています」と、愛車の方向性を話す。一方「「北国で使われていた個体なので、下回りのサビがひどく、これの処置が大変です」と、苦労話を聞かせてくれた。
 こんな二人の友情は、今後さらに深まっていくことだろう。




1988年式 マツダ ペルソナ 2000 DOHC タイプB(MAEP)

SPECIFICATIONS 諸元
●全長×全幅×全高(mm) 4550×1695×1335
●ホイールベース(mm) 2575
●トレッド前/後(mm) 1460/1465
●車両重量(kg) 1250
●エンジン型式 FE型
●エンジン種類 直列4気筒DOHC
●総排気量(cc) 1998
●ボア×ストローク(mm) 86.0×86.0
●圧縮比 10.0:1
●最高出力(ps/rpm) 140/6000
●最大トルク(kg-m/rpm) 19.0/4000
●変速比 1速2.800/2速1.540/3速1.000
4速0.700/後退2.333
●最終減速比 3.700
●ステアリング ラック&ピニオン
●サスペンション ストラット(前後とも)
●ブレーキ前/後 ベンチレーテッドディスク/ディスク
●タイヤ 185/70R14(前後とも)
●発売当時価格 227.3万円



初出:ハチマルヒーロー 2016年 7月号 vol.36
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1988年式 マツダ ペルソナ 2000 DOHC タイプB(全3記事)

関連記事:超実力派宣言

関連記事:ペルソナ


【1】【2】から続く

text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : YOSHITAKA TAKAHARA/高原義卓

RECOMMENDED

RELATED

RANKING