「決してスポーティーではありませんが、2Lとは思えないゆとりの走りを約束してくれます」【3】1988年式 ホンダ レジェンド V6 Ti エクスクルーシブ

1988年式 ホンダ レジェンド V6 Ti エクスクルーシブ

       
【 1988年式 ホンダ レジェンド V6 Ti エクスクルーシブ Vol.3】

【2】から続く

「決してスポーティーではありませんが、2Lとは思えないゆとりの走りを約束してくれます」。ウイングターボについてそう語るのは、この個体のオーナー。自身2台目となるレジェンドターボは約6年半前に入手したという。「レジェンドはホンダファンにとってあこがれで、デビューした時、私は20代半ばでしたから高根の花でした。以来、ずっと忘れられずにいて約10年前に1台目を手に入れて約3年間乗りましたが、状態が悪くなって……。そんなときに2台目が見つかりました」と語る。フルオリジナルかつワンオーナーという個体で、いまだに内外装やエンジンのコンディションも抜群。これほどの個体は希少だ。「初代レジェンドはあまり残っていないので大切にしていきます」とオーナーは語った。

 メーカーを代表するセダンとして誕生したレジェンド。そのクラスにはトヨタ・クラウンと日産・セドリック&グロリアという二大巨頭が君臨していた。5ナンバーサイズのボディ、2.7Lの最大排気量、2.0LSOHCのターボなど、フラッグシップとしての格はおよばず、販売面でも大きな差が付けられたのは事実だ。しかし、ホンダの新たな世界を示し、独自のターボ技術で大きく羽ばたいたレジェンドは、ホンダファンにとって特別な存在だった。

>> 【画像19枚】1980年代は多くのクルマでデジタルメーターが採用されていたが、レジェンドはアナログメーターのみとなるインパネなど

text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : ISAO YATSUI/谷井 功

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