自然吸気にこだわったホンダが作り上げた、たった2つのターボエンジン【1】1988年式 ホンダ レジェンド V6 Ti エクスクルーシブ

ターボエンジンを搭載するグレードは「Ti」の名称となる

       
【 1988年式 ホンダ レジェンド V6 Ti エクスクルーシブ Vol.1】

 ターボ全盛の1980年代。各メーカーは次々にターボエンジンを開発・投入し、瞬く間に軽自動車から大排気量セダンまで全カテゴリーがターボエンジンで埋め尽くされた。しかし、その波に乗らなかったメーカーがある。ホンダだ。とはいっても、まったく参入しなかったわけではなく、わずか2種類だけだがターボエンジンをリリースした。それが1.2L・直列4気筒SOHCターボと2.0L・V型6気筒SOHCターボだ。前者は「ブルドック」の愛称で親しまれ、いまだに人気者のシティターボに搭載されたエンジンなので、その存在は広く知られている。一方、後者はこの時代に登場した多くのターボエンジンに埋もれてしまい、現在では記憶の片隅にかろうじて断片が残っている程度という人も多いだろう。それがレジェンドに搭載されたエンジンだ。

>> 【画像19枚】小型ながら冷却性能が高い水冷式のインタークーラー付きのC20A型のV型6気筒SOHCターボエンジンがおさ収まるエンジンルームなど



>> 1988年式 ホンダ レジェンド V6 Ti エクスクルーシブ。

text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : ISAO YATSUI/谷井 功

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