実用化は不可能と言われたロータリーエンジン。不屈の精神で困難を乗り越えたRE開発グループ「ロータリーエンジン研究部」|コスモスポーツの奇跡

ロータリーエンジン誕生への道のり

       
【コスモスポーツの奇跡】

実用化は不可能と言われたロータリーエンジン。しかし、マツダのエンジニアたちは不屈の精神で困難を乗り越え、1967年、ロータリーエンジン搭載の市販車、コスモスポーツを世に送り出した。それから時を経て50年。数多くのストーリーを生み出したマツダロータリーエンジン(RE)は、いまだ人々の記憶に残る銘機として語り継がれている。その長い歴史を振り返ってみよう。

>> 【画像9枚】ロータリーエンジン誕生への道のりなど

HISTORY OF COSMO SPORT/コスモ スポーツの進化


マツダ コスモスポーツ変化の変遷【外観 全景比較】フェンダースリット前のサイドマーカーが存在しないプロトタイプ|最終プロトタイプ・前期・後期でどこが違うのか|プロトタイプ主要諸元付き


ROTARY ENGINE STORY/ロータリーエンジン誕生への道のり


ロータリーエンジン(以降RE)搭載の市販車が国内を走り始めて50年。REはさまざまなクルマに搭載され、その性能は年を追うごとに向上していった。そしていつしか「REといえばマツダ」という図式が生まれ、それは50年の長きにわたり変わることはなかった。


ENGINEER TALK/
「ロータリーの語り部」松浦國夫さん、創成期のレーシング活動を振り返る



東洋工業(現・マツダ)に入社以来、ロータリーエンジンひと筋、それもほぼレーシングロータリーの開発に専従してきた松浦國夫さんに、活動初期の話を2017年にうかがった。そのお話を4話構成でお伝えする。ロータリーエンジンの開発が紆余曲折の連続だったことはよく知られるとおりで、モーターレーシングは性能の極限領域を確かめる目的で積極的に活用された。しかし、すべてが未知のエンジン。通常では思いもよらぬことが、当たり前のように起きていたという。


初出:ノスタルジックヒーロー 2017年8月号 Vol.182
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

関連記事: コスモ スポーツの奇跡

関連記事: コスモ スポーツ

RECOMMENDED

RELATED

RANKING