【I.C.E.もクセスゴだけど】さらにリッターバイクも余裕で載っちゃう! 見どころ満載のトランポ仕様ハイエース☆

I.C.E.+トランポ=スーパーマルチトランスポーター!!

       
魅せてよし! 聴いてよし! 載せてよし! の
スーパーマルチトランスポーターを見よっ!!

【画像12枚】コクピット回りの作り込み、リッターバイクが載るトランポ仕様、など、I.C.E.+αのカスタマイズの全容はココから!!

大型リッターバイクを愛するオーナーが、「I.C.E.なトランポハイエースを!」と大幅なリメイクを決意。
バイクを車内に積載したまま仮眠も可能なのが第1条件。
さらに、サウンド面はもちろん、ナイトミーティングなども意識したスピーカー配置やライティングなどで注目を浴びたい!
というインパクト重視の作り込みがオーナーのリクエストだ。

ベースカーはワゴンGLのため、跳ね上げ式4thシートのフロアにはフックが設置してある。
「コイツを使ってバイクを固定して!」というオーナーのアイデアを生かし、車体中央にバイクを積載する形で両サイドウォールに二の字ベッドを設置し、2+2+3+3と乗車定員を確保しつつ、第1条件を見事にクリア。

次にオーディオだが、スピーカーやアンプを大増量したいというオーダーに応える形で、ウーファー5発、スピーカー14発、アンプ7枚のすべてをアメ車に乗っているころから好きだったキッカー一択でインストール。
難儀したのはアンプのレイアウトだが、トランポ機能を最優先させるため、コンパクトかつ整然と並べることを優先とした。

そして、3つ目の課題となるライティングは、内装色を赤×黒にコーディネートしていることもあり、点灯色はこれ以上くどくならないようにと、色目を抑えたホワイト色に設定。
しかも、LEDの発光源をできるだけ見せないよう、アクリルなどを駆使して仕上げているのもコダワリだ。

数々のオーナーリクエストを叶えたこのハイエースは、オーディオカーとしての実力はもちろん、リッターバイクを載せるというトランポとしての機能性も難なくクリアしている“スーパーマルチトランスポーター”なのだ。



>>ビレットスペシャリティーズのステアリングはピカピカしすぎていて(当たり前w)、内装の景観を乱すため、ブラックアルマイト化している。


>>トリムに入る文字は刺しゅうではなく、プリントしているのもミソ。狙った場所に的確にメッセージを入れられるこの仕様はポイントが高い。ドアパネルはもちろん、造形から作り直したワンオフものだ。


>>オーナーはいろいろなイベントに出場する猛者。電飾に関してのコダワリは、いかにLEDの発光源を見せないようにするかだ。ちなみに、電飾のカラーは一部を除きオールホワイトで統一し、ゴチャゴチャしないように心がけている。


>>レーシー感にこだわった外装は、フレーダーマウスのフルバンパーにレガンスのフリッパーを加工し、サイド&リアもレガンスをチョイスする。


>>ホイールはKBレーシング2の18インチ。足回りはユニバーサルエアー。リアサスは本来の7リンクから6リンクへと1本減らし、ゴムブッシュをベアリングに打ち替え、マイルドな乗り味としている。


>>2列目のキャプテンシートはスライド可能で、トランポ仕様時は前に寄せる。


>>Dピラーには外向きスピーカーを4発、リアゲート天井付近には2発のフルレンジスピーカーを装着。LED照明も映える仕様となっている。


>>このセンタースペースに積まれるバイクは、映画『トップガン』でも有名なカワサキGPZ900R・NINJA。積載用のラダーは左手シート上にベルトで固定する。バイクを搭載したままベッド上で仮眠もとれる仕様がリクエストだ。この二の字ベッドにより、横座り3名+3名の6名乗員スペースを確保している。「フロアまで赤×黒にするとクドくなるので……」とフロア材はグレーをチョイス!


>>ワゴンGL純正跳ね上げ4thシートのキャッチ金具をリッターバイクを固定する際に使用している。


>>「センターコンソールにウーファーを入れたい!」というオーナーたっての希望で、ワンオフ製作したセンターコンソールには8インチのウーファー1発と、後方に向けたミッドレンジを2発インストールする。


>>セカンドテーブルには斜めにレイアウトされたキッカーのアンプが整然と3枚収まる美しいレイアウト。今回はいかにアンプをコンパクトかつ整然と置けるかがテーマで、そのアンプの収め方も課題だったとか。


>>見よ! この壮観な眺めを!! 魅せてよし、聴いてよし、載せてよし、寝てよしのスーパートランポが完成した。


『カスタムCAR』2020年8月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:ハイエース・ワイドボディ・ワゴンGL/2014年型

PHOTO/南井浩孝 TEXT/木村隆之

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