メカドック風見、最初のシンボルカー【7】温められ続けたハタチのころの初めての愛車への思い|トヨタ セリカXX 2000GT ツインカム24

ボンネットのメカドックステッカーはミニカーを業者に持っていき、それをサンプルに製作してもらった。右のリトラカバーには、次原先生のサインもある。

雑誌「モータージャンプ」主催のキャノンボールトライアルに出場するために、メカドックが最初のシンボル・カーとして選んだのがセリカXXだった。5M-G型エンジンは、ボアアップするとともにツインターボ化し、パワーインジェクターやニトロキットも装備したマシンだ!

【トヨタ セリカXX 2000GT ツインカム24 メカドック仕様 Vol.7】

【画像27枚】エンジンはブローを機に、10ソアラに搭載されていた1G-G型に換装。ヘッドカバーは、レッドの結晶塗装が施されている

アニメ版のボディカラーはレッドだったが、漫画版ではホワイト/ブラックだったセリカXX。その漫画版を再現したのがこちらのオーナーだ。

セリカXXとの結びつきはハタチの頃からで、初めての愛車として中古で購入したのがきっかけ。しかしその個体も2年ほどたったある日、不慮の事故で廃車になってしまった。このような思いがけないことで手もとからなくなってしまっただけにセリカXXへの思い入れは強く、81マークⅡに乗り換えた後もしばらくは未練があったという。



>>この個体はサンルーフ装着車。セリカXXではレアかも!?


>>リアのスリットスポイラーは、オーナーが後から装着したパーツ。マフラーは購入時から交換されていたそうだ。



>>次原先生のサインとともに。


セリカXX 2000GT ツインカム24(GA61)

全長×全幅×全高(mm) 4660×1685×1315
ホイールベース(mm)  2615
トレッド前/後(mm) 1425/1385
車両重量(kg)  1210
エンジン型式  1G-GEU型
エンジン種類 直列6気筒DOHC
総排気量(cc) 1988
ボア×ストローク(mm) 75.0×75.0
圧縮比9.1:1
最高出力(ps/rpm) 160/6400
最大トルク(kg-m/rpm) 18.5/5200
変速比 1速3.566/2速2.056/3速1.384/
4速1.000/5速0.850/後退4.091
最終減速比 4.300
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション前/後 ストラット/セミトレーリングアーム
ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後とも)
タイヤ 195/70R14(前後とも)
発売当時価格 214.2万円

【8】へ続く

初出:ハチマルヒーロー vol.044 2017年11月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

トヨタ セリカXX 2000GT ツインカム24 メカドック仕様(全5記事)

TEXT:HIDEO KOBAYASHI/小林秀雄 PHOTO:MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ) COOPERATION : MIZUKAMI AUTO/水上自動車工業

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