メカドック風見、最初のシンボルカー【5】子どものころにあこがれた風見仕様のセリカXX。運転免許を取得し始めての愛車に!|1982年 トヨタ セリカXX 2000GT ツインカム24

ゴール直前のエンジンブローに涙

雑誌「モータージャンプ」主催のキャノンボールトライアルに出場するために、メカドックが最初のシンボル・カーとして選んだのがセリカXXだった。5M-G型エンジンは、ボアアップするとともにツインターボ化し、パワーインジェクターやニトロキットも装備したマシンだ!

【トヨタ セリカXX 2000GT ツインカム24 メカドック仕様 Vol.5】

【画像27枚】デュアル出しマフラーは購入時に装着されていたもの。トラスト製タコ足との組み合わせで、気持ちのいいサウンドを奏でる

オーナーは、子供の頃からクルマが大好き。そのため、いろいろなクルマ系漫画を読んできたが、そのなかで一番のお気に入りだったのがメカドック。そして、風見が乗るセリカXXにあこがれるようになった。

オーナーが運転免許を取得するころには、20ソアラや70スープラがすでに登場していたが、10ソアラやセリカXXもまだまだ現役で、若者からの人気も高かった。

そんな時代に知人が10ソアラに乗っており、その個体を譲ってもらうことに。それが、初めての愛車だった。そして「そのソアラにはフジツボのマフラーやタコ足が付いていて、音が最高でしたね」と、石塚さんは当時を振り返る。その後、もう1台ソアラを乗り継ぎ、売却する時点で「年齢を重ねたら、もう一度1G-G型に乗ろう」と、石塚さんは考える。同時に、今度は子供の頃にメカドックの影響を受けて好きになったセリカXXを手に入れることを心に決めたそうだ。


>> テールゲートとスポイラーは後期用をブラックに塗装。リアフェンダーはわずかに叩き出され、ボディサイドにボリュームを持たせている。

セリカXX 2000GT ツインカム24(GA61)

全長×全幅×全高(mm) 4660×1685×1315
ホイールベース(mm)  2615
トレッド前/後(mm) 1425/1385
車両重量(kg)  1210
エンジン型式  1G-GEU型
エンジン種類 直列6気筒DOHC
総排気量(cc) 1988
ボア×ストローク(mm) 75.0×75.0
圧縮比9.1:1
最高出力(ps/rpm) 160/6400
最大トルク(kg-m/rpm) 18.5/5200
変速比 1速3.566/2速2.056/3速1.384/
4速1.000/5速0.850/後退4.091
最終減速比 4.300
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション前/後 ストラット/セミトレーリングアーム
ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後とも)
タイヤ 195/70R14(前後とも)
発売当時価格 214.2万円

【6】へ続く

初出:ハチマルヒーロー vol.044 2017年11月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

トヨタ セリカXX 2000GT ツインカム24 メカドック仕様(全5記事)

TEXT:HIDEO KOBAYASHI/小林秀雄 PHOTO:MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ) COOPERATION : MIZUKAMI AUTO/水上自動車工業

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