メカドック風見、最初のシンボルカー【4】後期用テールゲートとスポイラーを前期ブラックに塗装|1982年 トヨタ セリカXX 2000GT ツインカム24

テールゲートとスポイラーは後期用をブラックに塗装。リアフェンダーはわずかに叩き出され、ボディサイドにボリュームを持たせている。

雑誌「モータージャンプ」主催のキャノンボールトライアルに出場するために、メカドックが最初のシンボル・カーとして選んだのがセリカXXだった。5M-G型エンジンは、ボアアップするとともにツインターボ化し、パワーインジェクターやニトロキットも装備したマシンだ!

【トヨタ セリカXX 2000GT ツインカム24 メカドック仕様 Vol.4】

【画像27枚】テールゲートとスポイラーは後期用をブラックに塗装。リアフェンダーはわずかに叩き出され、ボディサイドにボリュームを持たせている

83年にはマイナーチェンジを実施。前後バンパーやリアコンビランプのデザインが変更され、ドアミラーを標準装備。

同時に5M-G型は最高出力が5ps/最大トルクは0.5kg‐mアップし、さらに走行性能が高められた。そしてデビューから約5年経った86年2月にフルモデルチェンジ。

シャシーは20ソアラと共用になり、それまでの輸出名だった「スープラ」に名称を変更。2世代・約8年という短い期間をもって、セリカXXの名は消滅した。


>>フロントシートは、レカロのLX(運転席)とLS(助手席)に交換。レーシーになりすぎず、スポーティーな雰囲気がアップしている。


>>XXに乗る知人の奥さま手製のXX。フェルトで作られており、Bピラーのエンブレムやリアサイドマーカーなど、細部まで再現している。

セリカXX 2000GT ツインカム24(GA61)

全長×全幅×全高(mm) 4660×1685×1315
ホイールベース(mm)  2615
トレッド前/後(mm) 1425/1385
車両重量(kg)  1210
エンジン型式  1G-GEU型
エンジン種類 直列6気筒DOHC
総排気量(cc) 1988
ボア×ストローク(mm) 75.0×75.0
圧縮比9.1:1
最高出力(ps/rpm) 160/6400
最大トルク(kg-m/rpm) 18.5/5200
変速比 1速3.566/2速2.056/3速1.384/
4速1.000/5速0.850/後退4.091
最終減速比 4.300
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション前/後 ストラット/セミトレーリングアーム
ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後とも)
タイヤ 195/70R14(前後とも)
発売当時価格 214.2万円

【5】へ続く

初出:ハチマルヒーロー vol.044 2017年11月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

トヨタ セリカXX 2000GT ツインカム24 メカドック仕様(全5記事)

TEXT:HIDEO KOBAYASHI/小林秀雄 PHOTO:MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ) COOPERATION : MIZUKAMI AUTO/水上自動車工業

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