飯田章のMS51クラウンHT再生Proj.【9-2】ホイールの次はタイヤ。飯田さんらしいタイヤはいかに?

よみがえったクラウンハードトップを見てご満悦の飯田さん。期待以上のクルマに仕上げてくれたトップシークレット永田さんと記念撮影!

【1】から続く

1970年式のクラウンハードトップを手に入れてから早1年。あらゆる箇所を修復し、今回はホイール選択であった。飯田さんが決めたホイールは、人気のTE37Vであった。

【飯田章のMS51クラウン再生プロジェクト 9-2 1970年式 トヨタ クラウン HT(MS51)】

マッチングの測定を行ってから約1カ月後。多忙な合間に飯田さんがトップシークレットを訪れた。完成形のクラウンハードトップを見るのはこの日が初めて。メッキパーツを組み上げたスタイルはどうか? 悩み抜いた結果、選んだTE37Vのマッチングは? 気になることだらけだ。しかし、久々の対面となるクラウンハードトップを見るやいなや感嘆の声を上げた。

「本格的に愛車をレストアしたのは初めてですが、ここまで美しく仕上がるとは想像以上です。早く走りたいとワクワクしますね」と飯田さん。実はホイールのマッチングについてはあまりイメージがわいていなかったという。

「イマドキ風でカッコいい。ボディ形状からかハコスカっぽくも見えます。TE37Vのおかげでスポーティーさが増長されました」と笑みがこぼれる。

 とはいうものの、現代のクルマと比べるとボディ剛性については十分とはいえない。使用されている鋼材そのものが異なるし、応力分散などの技術についても然り。当時としては最高峰の技術が注ぎ込まれたクラウンハードトップといえども、それは例外ではない。

 それゆえタイヤ選びにも細心の注意が求められる。飯田さんが選んだのは静粛性に優れた「ADVAN FLEVER V701」。インチアップしてタイヤが薄くなった分、悪化が懸念される快適性に配慮した。楽しいハンドリングをコンセプトに挙げるFLEVER V701をチョイスしてくるあたりも、飯田さんらしい選択といえよう。

 匠の手により美しくよみがえったクラウンハードトップ。路上復帰に向けた準備はまだ続く。次回は、プロテクションフィルムを施工する予定だ。

【画像18枚】飯田さんがホイール(Vokk Racing TE37V)と合わせたタイヤ(ADVAN FLEVER V701)の詳細はコチラ!



>>ADVAN FLEVER V701 ハイグリップラジアルは強力なグリップ力を生み出すためにショルダー剛性を高めるモデルが多い。それゆえボディへの負担も大きくなる。快適性まで考慮して開発されているFLEVERなら安心だ。



>>ボルクレーシングの中でももっともディープなリムを持つTE37V。サイズは前後ともに17×9J+20。カラーはガンメタリック/リムDCだ。その卓越したデザインにより、懐かしさのなかにも新しさを感じさせるスタイルに仕上がった。



>>長く不動だったクルマだけに走ってみないと機関系の調子は分からない。今後は飯田さんが実走を通じてチェックしていく予定。永田さんとの旧車談義も尽きないといった様子だ。



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トップシークレット
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トップシークレットVが始動!
トップシークレットの旧車部門としてトップシークレットV(ヴィンテージ)が独立。豊富なノウハウを生かし、レストア事業などを手がけていく予定だ。


旧車が増えているような気が……、と思ったら、永田さんが趣味もかねて購入してきた車体とか。


【1】から続く

初出:ノスタルジックヒーロー 2019年10月号 Vol.195

(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

飯田章のMS51クラウンハードトップ再生プロジェクト #9(全3記事)

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