「お、これって240RS!?」違います。1982年のみラリー出場した車両のレプリカモデルなのです|日産ラリーカーマニアのバイオレットGTS仕様【1】

240RSではなく「バイオレットGTS仕様」のレプリカモデル

       
ハチマルヒーロー誌2016年7月号(VOL.36)で紹介した日産ラリーカーマニアのオーナー。その彼のクルマの中でもひときわマニア度の高い1台がこのUS110シルビア。なぜこれがそんなにマニアックなのか、彼の変態ぶりとともに紹介しよう。

【日産ラリーカーマニアのバイオレットGTS仕様 vol.1】

US110シルビアのオーナーは、ノスタルジックヒーロー誌2016年7月号(vol.36)で紹介したオーナー。Z31フェアレディZ、US110シルビア2台、大量のU12ブルーバードなど愛車遍歴がすさまじい、自他ともに認める日産ラリーカーマニアだ。彼を知っている人の中では、トリコロールカラーのブルーバードSSS‐Rオーナーのイメージが強いが、現在のメインカーはこのUS110シルビア。

「お、240RS」と思ったアナタ!おしい! 実はこのクルマはベースが同じS110のバイオレットGTS仕様車両。グループBではなく、グループ4で1982年のみ出場している車両のレプリカモデルだ。

サファリ・ラリーで79〜82年まで4連覇したPA10バイオレットや83年のモンテカルロに出場した240RSといった、日産ラリーのメジャーどころの車両ではなく、誰もがそんなクルマが走っていたの? と疑問に思うようなマイナーラリー車を取り上げたところがマニアなオーナーらしいところなのである。

【画像28枚】有名車ではなく、マイナーなラリーカーを取り上げるところが、流石のマニアっぷり。赤、白、青の日産トリコロールカラーは、当時のワークスカーを示す大切なアイコン。ルーフのアンテナと日産純正の汎用ドアミラーはオーナーのコダワリ。DATSUNステッカーはオリジナルにはないが、オーナーの趣味で付けられたもの



>>赤、白、青の日産トリコロールカラーは、当時のワークスカーを示す大切なアイコン。ルーフのアンテナと日産純正の汎用ドアミラーはオーナーのコダワリ。DATSUNステッカーはオリジナルにはないが、オーナーの趣味で付けられたもの。


>>DATSUNロゴのマッドフラップ。



【2】へ続く


初出:ハチマルヒーロー 2016年11月号 Vol.38
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

日産ラリーカーマニアのバイオレットGTS仕様(全3記事)

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photo:Motosuke Fujii/藤井元輔

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