最新のエンジンスワップ事情、5台分をチェック! 超ハイパー仕様から快適仕様まで変幻自在!

禁断のエンジンスワップ

       
【禁断のエンジンスワップ】

当時のラインナップにない、より新しいエンジンを搭載するチューニング方法がエンジンスワップ。同じメーカーでアップデートすることはもちろん、他メーカーのエンジンを搭載することも可能だ。そのメリットは、最新技術によるエンジンの性能、信頼性、パーツの供給、エアコンの装着など数多く上げられる。中でも、当時のエンジンとは比較にならないパワーとトルクを安心して手にできるのが大きい。今回は、そんなエンジンスワップを実践した5台のニューカマーを紹介する。それぞれのコダワリをチェックしよう!

>> 【画像20枚】禁断のエンジンスワップ、超ハイパー仕様から快適仕様まで変幻自在な5台をチェック!

ハコスカにスープラのエンジン!
2JZ型改3.4LにT04Zシングルターボ 700psオーバーのモンスター

1971年式 日産 スカイライン HT 2000 GT-X



3.0L直列6気筒DOHC。2JZ型は、トヨタが誇る最強エンジンの一つ。群を抜く耐久性は、製造中止から10数年が経過した今もチューニングベースとして人気絶大だ。このハコスカの心臓は、そんな2JZの最高峰チューンド。ブースト1.0kg/㎠で500ps超え、1.5kg/㎠で700psオーバーの世界へ。1トンほどの車重にこのパワー、加速感は想像を絶する。


L型のDNAが流れるRB30型DOHC、NAチューンで独走するレフティーZ!

1972年式 ダットサン 240Z




平成の時代に活躍した直列6気筒ユニットといえば、日産はRB型、トヨタは2JZ型が代表格。RB型スワップに際し、2JZ型に負けない排気量が欲しいと考えたオーナーが目をつけたのが、輸出仕様に存在したSOHCのRB30型だ。これにRB26型のヘッドを組み合わせた3L直列6気筒DOHC24バルブのエンジンを搭載するレフティーZが出現! そのパワーと完成度がすさまじい!


新しく与えられたおもちゃ。しぶしぶ剥がしたボンネットのステッカーに垣間見える人柄

1972年式 日産 スカイライン HT 1500GL




ハコスカの中でも今となってはレアな存在なのが、4気筒エンジンを搭載したボンネットが短いショートノーズモデル。ツラ構え、後ろ姿も6気筒モデルとなんら変わらないが、サイドビューからはホイールベースが短いのが分かる。「気楽に旧車を楽しみたいから、ちょうどえーわー」とオーナー。2L直列4気筒DOHCのFJ20型改を、気楽さゆえの大胆スワップ。これぞショートならではの「R仕様」だ。


ディーゼルのカロバンをベースに、スイスポのM16A型スワップ!

1987年式 トヨタ カローラ バン ディーゼル 1800 DX



まさに意表を突く、時代を先取りしたスワップ車とはこのクルマのこと! カローラバンに4A-G型や3S-G型を積み込むならともかく、スイフトスポーツのM16A型ユニットを移植するなんて、前代未聞である。これを手がけたのはスワップチューンの匠、「ダディモーターワークス」。聞けば、将来を見すえての選択という。その異端ともいえるメーキングをじっくりご覧いただこう。


職人集団S&Aが実現した、世界初の510ブル + ホンダK24A型スワップ!

1972年式 ダットサン 510



これまで510型ブルーバードのエンジンスワップで、数々の実績をあげている「S&Aオートクリエイト」。新たに仕かけたのは、海外でもまだ実績が報告されていないホンダのK24A型エンジン換装術。2.4Lの排気量がもたらすトルクの余裕は、旧車の直列4気筒エンジンスワップに、新たな可能性を生み出す大きなモチベーションとなるはずだ。


>> 【画像20枚】禁断のエンジンスワップ、超ハイパー仕様から快適仕様まで変幻自在な5台をチェック!


関連記事:禁断のエンジンスワップ



初出:ノスタルジックスピード vol.021 2019年8月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

RECOMMENDED

RELATED

RANKING