谷口信輝が語る、自分らしいスタイルのクルマがある暮らし。|Taniguchi Nobuteru MY(LIFE)STYLE.

「もちろんこれが全員の正解ではないよ」と、彼は言う。

       
現役レーシングドライバーにして、現在は自動車評論家としても活躍する谷口信輝選手。谷口選手は、日々を共にするメルセデスAMG GT 4ドアに独自のアレンジを施している。常に第一線を走り続ける男のこだわりを、自動車ジャーナリストの伊藤梓が聞いた。

【画像1枚】インタビューに現れた谷口信輝選手とメルセデスAMG GT 4ドア

 銀座のメインストリートに止まった、メルセデス AMG GT 4ドアクーペ。そこからスラリと背の高い紳士が降りてくる。AMG GTといえば、メルセデスの頂点に立つスポーツモデルだ。普通ならその圧倒的な存在感に自分すらのみ込まれてしまいそうだが、彼はそのクルマを自然に着こなしている。
 谷口信輝選手。そのキャリアは峠から始まり、ドリフトやスーパーGTなど、多様なレース経験を経て、現在も国内レースの第一線を走り続けるプロのレーシングドライバーだ。そして、自ら好んで多くの愛車を所有する、ひとりのクルマ好きでもある。
 レースでもプライベートでも、彼が乗ったクルマには「谷口信輝」という存在感が残る。それは、彼がクルマに対して独自のスタイルを築いているからなのだろう。
 私自身もクルマ好きではあるが「自分らしくクルマに乗る」ということを、まだきちんと理解できているとは言えない。
「自分らしいクルマのスタイルとはなんだろう。そして、そのクルマと共に生きていくこととは?」
 谷口選手の言葉を通して、改めてクルマ好きの永遠のテーマを振り返ってみたい。


photo:吉森慎之助、text:伊藤 梓

RECOMMENDED

RELATED

RANKING