フェアレディZ、767B、コスモスポーツ……JMCのレストアパーツで蘇ったクルマたちが湯河原パークウェイを走る!|第一回 JMC レストアMTG

インジェクション仕様のS30が走った!

       
レストアパーツブランド「JMC BASE」を展開するJMCにより開催された、ビンテージカーとビンテージバイク用のレストアパーツをテーマにしたイベント「第一回 JMC レストアMTG@バイカーズパラダイス南箱根 2022」。

 伝統の鋳造技術と最新鋭の3Dプリンターや産業用CTスキャンなど、デジタル技術を融合した物造り、そして職人技による精密加工と、技術立国日本の一端を担う企業がJMCだ。そして小ロットオーダーを可能とした、レストアパーツ部門がJMC BASE。このイベントでは、スペシャルショップとのコラボで製作した高性能レストアパーツを装着したレストモッド仕様とともに、その素晴らしさをアピールした。

そしてイベントの目玉は、JMCが関わったパーツを装着したスペシャルマシンが、クローズドされた「湯河原パークウェイ」でパフォーマンスを披露したこと。PAMSのS30フェアレディZにマツダ767Bの圧倒的な走りは、このイベントでしか体験できないものだ。日本のレストア技術の最先端に触れることをテーマにした催しに、参加者も関係者も手応えを感じて、今後もイベント開催をしていく予定とのことだ。 

ここでは、実走したクルマたちと、参加車両を紹介していこう。


【動画】PAMS×JMC フェアレディZ&カワサキZが湯河原パークウェイを駆ける|@JMCレストアMTG





>>1975年式 日産 フェアレディZ
JMCとPAMSのコラボによる、L28型用L6ヘッドを搭載したインジェクション仕様。まさに最新鋭のレストモッドで、その圧倒的なパフォーマンスを湯河原パークウェイで初披露した。究極のS30とはこの個体のことだ。



>>1972年式 日産 スカイラインHT 2000 GT-X
3.2リットルのフルカウンタークランク、79°ハイカム、JMC L6ヘッド、そしてキャブはソレックス50PHHとワークスレーシングカーを意識して高性能を追求。ボディはドライカーボンを多用して、ほぼ作り直している。すご過ぎるレストモッドだ。



>>1968年式 マツダ コスモスポーツ
後期型コスモスポーツで、JCCAに参加してる車両だけに内部はロールケージ、バケットシート1脚という完全なレーシング仕様。ガレージスターフィールドとJMCがコラボした、10A型ロータリーエンジンのハウジングを使用する。



>>マツダ 787B
ガレージスターフィールドの星野代表が所有する、1989年の「ル・マン24時間レース」で出場・9位入賞した「マツダ767B」。サーキット以外で走る姿を見られるのは実に貴重だ。




>>2012年式 トヨタ 86 GT LTD
なんでこんなに新しいクルマが? と思うなかれ。初期型の86はちょうど10年目で、これからレストアも必要になり、ネオクラシックの領域に入るのだ。2.1ℓへのボアアップとHKSのスーパーチャージャーなど、走りの性能を中心にモディファイしている。




>>1975年式 日産 フェアレディZ
インジェクション仕様のS30で、ヘッドやインジェクションカバーをワンオフ。ワイヤータックしたエンジンルームは、美しすぎる! ボディパーツにはカーボンを多用したスパルタンな設定。ホイールはBBSで、すべて完璧な頂点仕様だ。



>>1965年式 ホンダ S600
ホンダ車もなかなかレストアパーツに困りがち。オーナーはかつてバモスホンダに乗っており、テールランプを流用しようと探していたときにこの個体に出合って入手したという。



>>1973年式 三菱 ミニカ73 DX
ミニカ73自体もレアだがエアコン付きのDXとなるとさらに珍しく、他に見たことがないというオーナー。親が新車で購入した個体を譲り受け、実質的にワンオーナーで来年50周年を迎える。

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