4駆ターボマニュアル! セリカGT‐FOURコンバーチブル|第26回 東京モーターショー 1985|トヨタ編【4】

セリカコンバーチブル: バンパーなど、細部のデザインが違うだけだったが、オープンカーになり、印象が大きく変わった。真っ赤なインテリアも日本車の感覚ではない。完成度は驚くほど高かったのは市販を前提としていたからか? 4WDとオープンカーの組み合わせを期待した人も多かった。

       

東京モーターショーに出展された
コンセプトカー&ショーモデル

【第26回 東京モーターショー 1985 トヨタ編 Vol.4】

【3】から続く

 ショー直前にFF方式に生まれ変わったセリカは、話題性を高めるためだろうか、粋なコンバーチブルを展示した。ネーミングはセリカGT‐FOURコンバーチブルである。量産されているセリカとはバンパーやフロントマスクが異なっているが、まとまりのいいデザインだ。エンジンはターボを装着した2Lの3S‐GTE型直列4気筒DOHCとアナウンスされた。トランスミッションは5速MTである。

 セリカGT‐FOURはクーペボディをまとって1年後に市販に移され、世界ラリー選手権でも活躍した。また、その1年後にはASC(アメリカン・サンルーフ・カンパニー)が手がけたコンバーチブルも発売されている。量産を意識したコンセプトカーが多かったのが1985年のトヨタブースだ。

>> 【画像11枚】1985年のメインとなるFXVや、そのパワーユニットとなりミッドシップに置かれた2Lダウンサイジングツインチャージドエンジンなど


初出:ハチマルヒーロー 2016年 3月号 vol.34
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

第26回 東京モーターショー 1985 トヨタ編(全4記事)

関連記事:東京モーターショー

関連記事:モーターショー



【1】【2】【3】から続く

text : HIDEAKI KATAOKA/片岡英明 photo : JAMA/一般社団法人 日本自動車工業会

RECOMMENDED

RELATED

RANKING