決してこの優しい空間を壊さないように、大切に|スバル360で素敵探検 大貴 誠のレディーバードの旅 第13回 後編(前編・中編・後編)

釣ったニジマスは宿で晩ご飯に。頂いた命は大切に賞味させていただきます

       
橋を渡ってT字路をまがるとワンダーランドに突入。
荒っぽい空の歓迎を受けて、
大貴誠とレディーバードが出会ったものは……!? 


【 スバル360で素敵探検 大貴 誠のレディーバードの旅 Vol.13 後編】


前編から続く

 檜原村には他にも、釣りや木工体験、滝巡りにハイキング、サイクリング、オートキャンプに温泉と楽しみがたくさんあるんですが、今回の旅で大貴誠が「出会ってしまった」のが、檜原小学校数馬分校です。

 といっても、1999(平成11)年に廃校になり、その校舎がそのまま記念館になっています。

 建物がモダンで、小さな校庭とのバランスは箱庭みたい。縦に桟で区切られた窓なんてすごくしゃれてます。靴箱や廊下や教室、石炭ストーブもそのまま。玄関横の手作りの胸像、校庭には雲梯やロープブランコ、朝礼台もそのまま。「休み時間はサルみたいに雲梯で遊びまくった」という大貴誠は一気に「その頃」に戻って、雲梯に飛びつき、校庭を走り、朝礼台に上がりました。校内には、この校庭で繰り広げられた運動会に集落の人たちが集い、パン食い競走や仮装行列をしている、いい写真が飾ってありました。

 地元にたっぷり愛された分校。それが今でもこうして残っている。優しさにしばし包まれたような気持ちでした。

 この素敵な校庭に、運動会でくっきり整列した生徒たちのように、小さな旧車が静かに並んだ可愛い映像を、大貴誠はまた想像してしまいました(空想にはいつも映像つきです)。

 この小さな分校に、きっとすごく似合うはずです。決してこの優しい空間を壊さないように、大切に。ここは東京の宝物です。

>>【画像23枚】絶景の岸壁、神戸岩。「かのといわ」と読みます。「人里=へんぼり」「笛吹=うずしき」など、難しい地名が多くて、渡来人や落人伝説があるという檜原



>> 数馬分校記念館:建物がすごく素敵です。





>> 一気に小学生気分で遊んでしまいました。





>> 校庭の校舎新築記念碑を読んでみたら、校舎とスバル360は(ほぼ)同い年! 呼ばれたのか?

PROFILE/大貴 誠(だいき・まこと)


OSK日本歌劇団・元男役トップスター。ノスヒロをむさぼり読んでいた日本で唯一の歌劇スター。2010年夏、念願のスバル360を入手。このクルマと一緒に日本中を旅する予定。詳細はノスヒロ2011年4月号に載ってます。

初出:ノスタルジックヒーロー 2013年 08月号 Vol.158
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

スバル360で素敵探検 大貴 誠のレディーバードの旅 Vol.13(全3記事)

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 前編・中編から続く

text: RUEKA AOKI /青木るえか photo: RUMI MATSUSHITA /松下るみ

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