突然の荒天、降り注ぐ雹を駆け抜けて檜原村数馬へ|スバル360で素敵探検 大貴 誠のレディーバードの旅 第13回 中編(前編・中編・後編) 

渡り廊下でもついのんびりしてしまいたくなる兜家旅館

       
橋を渡ってT字路をまがるとワンダーランドに突入。
荒っぽい空の歓迎を受けて、
大貴誠とレディーバードが出会ったものは……!? 

【 スバル360で素敵探検 大貴 誠のレディーバードの旅 Vol.13 中編】


 前編から続く

 気持ちいいなあ、とクルマを走らせていたら、一天にわかにかき曇り、空が破れたように雨が……いや雨にしては音が? ……すごい雹! それもパチンコ玉級の大粒が! フロントガラスから天井からバチバチバチ!! とすごい音。道端に宿の看板が見えて「ついた! 」と思ったら「あと3.4km」と書いてあってガーン。

 クルマの心配をしつつ、ガラスが割れたら顔も守る! の構えで、片手をフロントガラスにかざし、片手でハンドル握りしめ、どこか避ける場所はないかと必死で走る(でも急な加速はできません)。でも避ける場所がない!「ごめん〜! 」とクルマに謝りながら走っていたら、いきなり雲が切れて太陽が差してきた。とんでもない空の歓迎とともに到着したそこが、檜原村数馬。今日の宿のあるところです。

 みずみずしい緑の山が迫って酸素が「濃い! 」。夕食は畑の野菜やワサビ、すぐそこで採ってきた山菜がずらーっと並びます。シンプルだけど丁寧な料理。薄味の煮物やゴマ和えや天ぷらは、ひと口で体中の血が洗われるようです。

>>【画像23枚】檜原の道の懐かしすぎるファンタ看板など



>> 檜原の道:雹の中走らせちゃってごめんね、と言いながらアフターケア。




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>> 兜家旅館:檜原村数馬の「兜家旅館」に到着。築200年! りっぱな茅葺き屋根に、廊下も壁も分厚くて飴色のぴかぴか。窓の外は緑が迫ってフィトンチッド充満してます。






>> 山菜いっぱいの晩ごはんで乾杯! おいしかった!


後編に続く
初出:ノスタルジックヒーロー 2013年 08月号 Vol.158
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

スバル360で素敵探検 大貴 誠のレディーバードの旅 Vol.13(全3記事)

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 前編から続く

text: RUEKA AOKI /青木るえか photo: RUMI MATSUSHITA /松下るみ

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