【特集】車重もボディサイズも異なるけれど、ハイパフォーマンスなのは間違いない高性能セダンたち!|羊の皮を被った狼、スポーツセダン <Nosweb.jp まとめ>

羊の皮を被った狼、そのスタイル。

       
【羊の皮を被った狼、スポーツセダン】

4ドアセダンタイプで、一見おとなしい外観。そんな見た目に騙される事なかれ。その心臓部にはスポーツカー顔負けの高性能エンジンが搭載されている。そんなスポーツセダンたちの勇姿をここに紹介しよう。

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1990年式 日産 セフィーロ オーテックバージョン

1988年9月にニューカマーとしてデビューしたセフィーロ。当時の日産ミドルセダンと言えばスカイラインとローレルがラインナップされていたが、スカイラインほどスポーティーではなく、ローレルほど高級サルーン的ではない、両者の中間をねらったパーソナルセダンとして開発された。また、国産車の広告として初めてティザーキャンペーンが行われ、歌手・井上陽水さんが助手席の窓を開けて「みなさん、お元気ですか?」と声を掛けるテレビCMを、今でも記憶している人は多いのではなかろうか。



1987年式 トヨタ マークⅡ ハードトップ GTツインターボ

ここで登場する車両のオーナー。以前から旧車が好きで510ブルに憧れていたが、さまざまな事情から所有することを諦めていた。だが、知人が10ソアラを購入したことがきっかけで旧車への思いが再熱。そこで、旧車同様に好きだったトヨタのセダンにターゲットを絞り、当初は71クレスタを物色。なかなか良い個体が見つからず半ば諦めていたところ、知人の伝で現在の愛車を紹介してもらい、購入するに至ったという。



1982年式 三菱 ランサー EX 1800 GSRターボ

古くから国内外のラリーに参戦し、輝かしい成績を収めてきたランサー。それだけに、多くの人が「国産スポーツセダンの代表的存在」として認識しているのではないだろうか。この個体のオーナーであるオーナーは、そんなランサーにほれ込み、約33年をともに過ごしてきた。70年代にWCR(現:WRC)で活躍していた初代ランサーGSRの勇姿を見たことがきっかけで三菱車にのめり込み、免許取得後はギャラン16LやギャランGTOなどを乗り継いだという。



1992年式 日産 スカイライン 4ドアスポーツセダン GTS-t タイプM

これまでにもスポーツセダンと呼ばれるモデルはいくつも存在したが、代表格となるのはやはりスカイラインだ。なぜなら、ハコスカではレーシングエンジン直系のパワーユニットを迎え入れ、ジャパンではターボエンジンを採用。そしてR30では国産車初の4バルブDOHCターボを搭載するなど、どれもセダンの域を超えた運動性能を披露するホットモデルだったのだから。そして、ここに登場するR32も、そのイメージを受け継ぐ正真正銘のスポーツセダンだ。


初出:ハチマルヒーロー 2014年 11月号 vol.27(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

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