フルチューン仕様の反動から、左のノーマル、オートマ車を駆る|1971年式 ダットサン 1200 デラックス|チーム カミナリブロス Vol.6

「510ブルーバードに押されて、当時のアメリカでは売れなかったらしく、なかなかクルマを見つけることができなくて、4年も探した」と、苦労話を聞かせてくれたオーナーの代わりに写真に写ってくれたのは、Vol.1のオーナーの奥さま。

       
サニーをUSスタイルで楽しむ、意外性のチーム「カミナリブロス」を直撃!

今回は全国にまたがって活動しているチームにスポットライトを当ててみたい。チームの名前は「カミナリブロス」。神奈川、埼玉の関東勢を中心に、静岡、兵庫にまでメンバーが存在。B110系を中心に、FRサニーをアメリカンスタイルで楽しむという前例の少ないパターンを極める、ノリのいい仲間たちだ!

【チーム カミナリブロス Vol.6】【5】から続く

1971年式 ダットサン 1200 デラックス

【画像55枚】国内向けサニーの「S」に代わり、ダットサンの「D」マークが誇らしいエンブレムなど

「510ブルーバードに押されて、当時のアメリカでは売れなかったらしく、なかなかクルマを見つけることができなくて、4年も探した」と、苦労話を聞かせてくれたオーナーの代わりに写真に写ってくれたのは、チームのサニーセダンのオーナーの奥さま。




リアのエンブレムからも分かるように、このクルマのグレードはデラックス。しかし、国内のデラックスが横長メーターであるのに対し、輸出仕様はGLのような丸型メーターに。ステアリングのエンブレムも、もちろんSからDに変更済みだった。




エンジンはシングルキャブのA12型。輸出用はGX用ヘッドのため、国内仕様のA12型よりも力強さがあるそうだ。また、純正キャブを入手できないアメリカ人のために、変換プレートが販売されているようで、それを介して他車用キャブを装着。バッテリー端子がBからDになっているのも特徴の1つ。



【1】【2】【3】【4】【5】から続く

初出:ノスタルジックスピード 2016年11月号 Vol.011(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

チーム カミナリブロス(全6記事)

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Photo : RYUUSEI WATABE/渡部竜征 Text : AKIO SATO/佐藤明夫

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