ニスモソレックス44PHH! ルックスと走りに妥協せず、アメリカの草レースシーンを再現|1970年式 サニー 1200 4ドアセダン GLスポーツ|チーム カミナリブロス Vol.2

オーナーは、Vol.3のご主人と幼なじみの縁でサニーを楽しんでいたが、イベントに参加しているうちにほかのメンバーたちと意気投合。こうしてカミナリブロスの仲間入りをしたそうだ。

       
サニーをUSスタイルで楽しむ、意外性のチーム「カミナリブロス」を直撃!

今回は全国にまたがって活動しているチームにスポットライトを当ててみたい。チームの名前は「カミナリブロス」。神奈川、埼玉の関東勢を中心に、静岡、兵庫にまでメンバーが存在。B110系を中心に、FRサニーをアメリカンスタイルで楽しむという前例の少ないパターンを極める、ノリのいい仲間たちだ!

【チーム カミナリブロス Vol.2】【1】から続く

【画像55枚】リアにはKP61スターレット用を加工した5点式ロールバーを組むが、同時にリアシートもタイヤハウスの部分を逃げる形状となるクーペGX用に変える必殺のアイデアなど

1970年式 サニー 1200 4ドアセダン GLスポーツ

 TSレースの面影を残すスタイルが多いサニーだが、このオーナーのセダンは、同じレースであってもお手本としたのはアメリカの草レースだ。水色のボディサイドにレタリングでチーム名やクラスを描き、自作ライトカバーとDATSUNネーム入りスポイラーで顔つきまでも精悍に。さらにA14型改の1508ccエンジン、レース用サス、ローバックバケットシート、5点式ロールバー、アドバンタイヤまで備え、レーストラックの雰囲気を十分に漂わすことに成功した。もちろん、走りのポテンシャルも相当なモノ!



ボディカラー&レタリングとおそろいにしたヘルメットも常備。こういう小ワザの冴えに、オーナーのセンスがにじみ出る。





グランツのステアリングにGX専用のホーンボタンを合わせ、純正オプションっぽいルックスに。3針の時計がつくデラックスなセンターコンソールは、上級グレードであるエクセレントから流用したものだ。





東名のインマニ、ニスモソレックス44PHH、B310用トラストタコ足改による吸排気系。キャブのリンケージやフューエルデリバリーラインをワンオフし、メカニカルな機能美を演出する。



【3】【4】【5】【6】に続く

初出:ノスタルジックスピード 2016年11月号 Vol.011(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

チーム カミナリブロス(全6記事)

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Photo : RYUUSEI WATABE/渡部竜征 Text : AKIO SATO/佐藤明夫

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