【うなる爆音! V8のおたけび!!】究極のドリフトマシンを作るべく、USモーターを移植した過激な180SX降臨!

ロケットバニーで武装し、アメリカンV8をぶち込む最強のドリフトマシンとなった180SX

       
ロケバニ武装で戦闘モード全開!
街にLS1サウンドがこだまする!!

【画像8枚】思わずクラクラするレーシーでグラマラスなフォルム、リアバンパーレスとなったバックショット、カマロから移植したLS1モーターなど、耳をつんざくエンジンサウンドを聞いてみたい180SXの全貌はココから!!

ビス留めオバフェンが一番のウリでもあるロケットバニーのボディキット装着+10.5Jのワーク・エモーション履きのワンエイティ。

撮影場所では低く図太い排気音を轟かせ……。
そう、コヤツは、なんと、シボレーV8、アメリカで載せ換え用モーターとして主流の「LS1」を積んでるんだぜっ!

このLSってのは、分かりやすくいうと、長らくチューニングシーンの中心にいた日産の名機L型エンジンがRB型へと世代交代したように、シボレーの名機、スモールブロックから大進化を遂げたアルミブロックのレイトモーターなのだ。
アメリカじゃLSでなきゃヤバいってくらい、カスタムシーンでメジャーな存在となる。

で、なにを隠そう、アメリカではエンジンスワップが盛んで、既に専用キットが登場してることもアリ、左ハンである240SXと、右ハンのワンエイティの違いを修正しながら搭載した、というのがコトの真相だ。

ハイカムシャフトの組み込みや燃料噴射インジェクターのサイズアップに合わせ、メインコンピューター系も一新。
つまり、モダンなチューニングも受けて400馬力オーバーのパワフルな加速とトルクが満喫できるのだそうな。

それゆえ、ガッツリ張り出したフェンダーや踏ん張る極太リム&ラバーもダテじゃない。
カマロ用のマニュアル6速でブッ飛ばせば、ドリフトだって高速だってバンバンいけちゃう、トンデモナイマシンだゼ!



>>フロントバンパーにリップスポイラー、ボンネット、オーバーフェンダーもすべてロケットバニー製。もはや、オバフェンの代名詞的存在ともなったロケバニ武装で攻撃的なフォルムを見せつける。


>>足は前後とも、車高調Stance GRプラスを使ってローダウン。イケヤフォーミュラのフルピロ式アームもセットしている。


>>フロントに4度、リアに0.3度のネガキャンも付けられている。


>>選んだホイールは、ワーク・エモーションCR極の19インチ。サイズは前後通しで10.5Jだ。ブレーキは34GT-Rから移植した4ポットブレンボキャリパーをセットし、制動力UPを図っている。


>>室内はジュランレーシングのフルバケシートを2脚ブチ込み、シュロスレーシングハーネスもセット。サイトウロールケージの8点式リアクロスバーもハメ込み、いかにもやる気十分!!


>>リアバンパーレスとなった後ろ姿は、そそり立つリアスポイラー&リアカーボンパネルの装着と相まって、スパルタン度バリ高! オバフェン始め、サイドステップなど、ビス留めにより、気分はさらにア〜ップ!! マフラーはオリジンの110φの極太を加工装着している。


>>メインディッシュは、Z28カマロから移植したLS1エンジンで、V8パワーを炸レツ! 移植はマウントからオイルパン、プロペラシャフトまでセットになったUS製キットを使用。へダースとの干渉を避けるため、ステアリングラックを8mmほど横方向にオフセットするなどの加工が必要だったそう。また、LS6のインマニ流用、インジェクターの大型化、クロモリプッシュロッドへの交換、強化バルブスプリング& Comp camsのハイカム装備など、ハイパフォーマンス化へ抜かりはナッシング! ミッションはエンジン移植に伴い、ドナーとなったカマロからT56 6速ミッションをセットした。これらにより、トルクフルでハイパワーな走りをゲット!!


>>実走4万5000kmの程度の良い個体が見つかり、イマドキのスタンス的な仕上げにするため、ロケットバニーのエアロ装着を真っ先に考えたとのこと。もっと面白いことをしようと、US的な思考で、LS1モーターを移植! 走りはもちろんパワフルになり、SR20DETと比べても重量は15kgほど増えるだけだったので、ステアリングフィールも基本換装前とほぼ変わらないとのことだ。


『カスタムCAR』2016年2月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:180SX/1998年型
SOURCE:アドバンスカンパニー、スタンスジャパン

PHOTO/藤井元輔

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