虹色観音 独創性あふれるパーツ群を満載しにぎやかで秀逸なアートを展開

「龍を鎮める観音様」をストーリー性いっぱいに描き上げたリアペイント。エアブラシ勝が手がけた秀作は、シックな色調が魅力的だ。

       


いすゞフォワードの平車をベースに、オリジナリティいっぱいのアートを展開する気鋭の1台。大幅に作り込まれたフロントマスクは、ベース車の面影をまったく残さない変身ぶりを披露する。

キャブトップには3段ハチ巻きマーカーを採用したシートキャリアを装備。ハチ巻きは青と白のLEDフラットマーカーで構成され、アンドンとともに美しいナイトシーンを創出する。そして棒チップを前面に配した繊細なデザイン処理が光る平型バイザーにも美麗なアンドンを設置。やはり同系色で統一されたハシゴアンドンとともに、秀でたカラーセンスでクルマ全体を華麗にコーディネートしている。

そして、ミラーステー&ブレ留めも見逃せない。電飾ボックス化されたブレ留めは、上部にLEDマーカーを仕込んだ筒出しをズラリと並べ、フロントマスクに強烈なインパクトを植え付けている。さらにバスマークや弁当箱、グリルアンドンには色彩豊かなアンドン板が加えられ、華麗なフロントマスクを構成している。

荷台周りにも見どころは盛りだくさんだ。アンダーパートにはボリュームあるバンパーを配置。ドッシリとした安定感をプラスして、平車らしくない迫力を備えている。リアアオリには、ストーリー性に富んだペイントを加えて見応えを大幅にアップしている。ほかにも独創性の高さが要注目のデザインのリアフェンダーやドアの丸アンドンなど、クルマ全体を通して仕事に使っているクルマとは思えないほどのクオリティの高いアートが展開されている。

【写真6点】ベース車の面影をまったく残さない変身ぶり。

カミオン2010年6月号トップアートをもとに再構成

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