翔星丸 箱3面画で魅力倍増したスーパーアートの俊英デコトラ

アートペイント界のカリスマ、関口親分が描き出したのは、箱側面が「歌舞伎の連獅子」をモチーフにした色鮮やかな作品。対して、リア観音扉には「龍」を重厚なタッチでペイントして、アートファンのハートをワシづかみにする。

       


’08年7月号で「TOP ART」を飾った翔星丸がパワーアップして再登場だ。今回の目玉は箱3面に描かれた関口工芸の芸術的ペイントで、スーパーアートの手法を駆使した美しくも迫力満点なステンレスパーツ群と相まって、華やかさが一気に倍増! これぞアートトラックというべき絢爛豪華な姿は、イベント会場での人気を独占する勢いだ。

キャブ周りは5段ハチ巻きマーカーを採用したシートキャリア、筒出しと抜き加工というで構成したバイザー、電飾ボックス化が図られたミラーステー&ブレ留め、巨大なバスマーク、迫力あふれるラッセル戻しバンパーが圧巻の装いを披露。これらのパーツにはすべて光りモノが仕込まれ、オーナーが力を入れたという華麗なナイトシーンを繰り広げる。蛍光灯はクルマ全体でなんと200本にもおよび、さらにジュエリーランプとストロボライトを適材適所に配置。全身に散りばめられたLEDには積極的にコンピューターリレーを採用すると同時に、10個ものリレー機を搭載して、文字や色彩が美しく変化する新時代のナイトシーンを見せ付ける。

ほかにも、名画を取り囲むように箱を1周するLED、リメイクされて華やかさを増したサイドバンパー、花火が上がるようにイルミネーションするハシゴなど、贅を尽くした電飾装備は魅力満点。翔星丸が奏でるナイトシーンは、イベント会場で見逃すことのできない絶品のショーだ!

【写真6点】芸術的ペイントと絢爛豪華な姿。

カミオン2010年5月号トップアートをもとに再構成

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