トップアート 全国のファンを魅了し続けながら独自路線を走る不世出のデカ箱! 誠丸

斬新の極みをいくアバンギャルドなパーツ群とアピール度満点のアオリ4面ペイントで全国のアート・ファンを魅了しているこのクルマは、オーナーの「継続は力なりです!」という言葉どおり、長い年月をかけて“我が道”を突き進んできた唯一無二の芸術的ダンプだ。

       



’01年当時は鏡面やエッチングステンレスを多投したフルアート車だったが、デカ箱化を目論んでリメイクを開始した’03年ごろから加速度的にスタイルが進化!

なかでも、広大なスペースを誇るデカ箱にエアブラシ平山が筆を放ったペイントはみごたえ満点で、「鳳凰」「龍」「赤鬼」などのモチーフを勇ましい筆致で描くほか、赤基調のカラーリングも功を奏し、周囲に圧倒的なインパクトを振りまいている。

一方、TATワークスやフミオスペシャルが手腕を振るったワンオフパーツは、規格外のビッグスケールと独創的なアレンジが大きなみどころ。筒出しステンレスや抜き処理、丸棒チップ、光りモノなどを惜しみなく組み合わせたことで、個々のオリジナリティもさることながら、優れたトータルバランスを獲得。「豪壮にして華麗」という賞賛を与えてもなおあまりある文句なしの存在感が、観る者に驚きとカタルシスを与えている。

なお撮影後には、ケツブタのペイントが“花魁”に変更され、現在は、男の城を飛行機のコクピットをイメージしてアート・アップ中とのこと。また、今後はさらにアオリ全面の絵を描き換えるほか、プロテクター周りを中心に、パーツ系のプチリメイクもプランニング中という。当代随一のデカ箱アート車が、またまた世間をアっと驚かせる日も、そう遠くはないだろう。

各所の写真はコチラから。

写真:編集部

カミオン2008年1月号をもとに再構成

RECOMMENDED

RELATED