トップアート 伝統的スタイルと卓越したセンスでツウ好みに飾る生鮮特急 華麗丸

カサを抑えたシートキャリアには先端にストロボライトを埋め込んだ尾翼付きロケットを装着する。

       



昭和の飾りが似合うドルフィンの箱車をベースにした華麗丸は、ツボを押さえて全身をハイセンスに飾り立てた生鮮便。23年のキャリアで培ったノウハウを随所に生かしながら、幾度となくリメイクを繰り返して理想の美を追求している。

トップパートは角パイプの鳥カゴ型シートキャリアを新搭載し尾翼付きのロケットをコンビネーションしたほか、しぼりパイプのボディハシゴを絶妙にアレンジする。打ち出し模様の入った昭和自工製の平型バイザーは、トラスを組んだミラーステーがベストマッチ。

メッキで贅を尽くしたフロントパネル上部からドアにかけて流れる2本回しの手すりパイプも懐かしい雰囲気を好演出する。トレーラグリル+角目4灯の顔面はライトベゼルも備わり細部も抜かりなし。メッキ、鏡面、ウロコステンレスと、異なる素材を違和感なく融合させた点に卓越したセンスが感じられる。

ボディパートは、箱前方に直立する極太煙突マフラーが存在感をアピール。欧文ロゴと筆文字の入った箱側面はマーカーを取り巻きナイトシーンへの備えも万全だ。ほかにも切り文字や深掘りのテールボックスなど多彩な見どころを用意している。

各所の写真はコチラから。

文:CAT菱川

カミオン2014年5月号をもとに再構成

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