三好流のパンデムFC3S【4】TD06‐20Gツインへ! さらなるモディファイで高みを目指す|1989年式 マツダ サバンナRX-7(FC3S)vol.4

このエアロキットで最大の特徴となるのが、フロント中央の4灯フォグ。この造形が両サイドのワイドフェンダーに負けない力強さを演出

【3】から続く

【1989年式 マツダ サバンナRX-7(FC3S) vol.4】

三好自動車が製作したパンデムRX-7。
これまでは、内外装のカスタムをメインに仕上げてきたので、エンジンはブーストアップ仕様とほぼ手付かず状態。デモカーは内外装だけでなく、トータルで見せるもの。今後は秘蔵のトラストのTD06‐20Gツインターボを投入し、パンデムのボディキットに負けないインパクトをエンジンルームに盛り込む予定だそうだ。

「2019年に制作し、まだまだ発展途上です。外観はほぼ完成しましたが、エンジンの仕様変更だけでなく、メーターパネルをボディ同色にすればどうかな、ブレーキは何にしようか?など、次々にアイデアが浮かんできます。このデモカーを見た人が、おれもこんな風にしてみたい、と意欲がわくクルマを目指します」と三好祐也さん。

パンデムのワイドボディキットだけでなく、オリジナルスタイルを追求する三好自動車のFC3S。古いクルマだからとあきらめることなく、新たな風を吹き込む柔軟な姿勢こそが、自動車趣味を楽しむためには最も必要だ。

>> 【画像24枚】左右シートはエアロに合わせたパンデム・カーボンオリジナルバケットシートを装着

13B型エンジンが後方にマウントされ、重量配分のよさを感じる。現在はFC定番のブーストアップ仕様で250㎰/30.0㎏-mを発揮。エアクリーナーはTRUSTのエアインクス。

>> 13B型エンジンが後方にマウントされ、重量配分のよさを感じる。現在はFC定番のブーストアップ仕様で250㎰/30.0㎏-mを発揮。エアクリーナーはTRUSTのエアインクス。


オリジナルの前置きインタークーラーキットを装着。エンジンルーム上がかなりスッキリした。

>> オリジナルの前置きインタークーラーキットを装着。エンジンルーム上がかなりスッキリした。

オーバーフェンダー内に215サイズの18インチタイヤを収めるため、キャンバーはかなり寝かせている。

>> オーバーフェンダー内に215サイズの18インチタイヤを収めるため、キャンバーはかなり寝かせている。

ラジエーター前にはオリジナルのアルミ製シュラウドをセット。冷却効率を高める効果あり!

>> ラジエーター前にはオリジナルのアルミ製シュラウドをセット。冷却効率を高める効果あり!



主要諸元 Specifications
1989年式 マツダ サバンナRX-7(FC3S)

■エクステリア:344グリーン全塗装、パンデム製フルエアロキット(フロントバンパー、サイドステップ、リアバンパー、リアウイング)、R-Magic製ボンネット、スタイルマハロ製リアハッチゲート、ユアーズスポーツ製サイドミラー、LONZA製リアテールカバー、F/Rフェンダーアーチ上げ
■板金塗装:野原板金
■ラッピング:カムイプロデュ−ス
■エンジン:13B型(654㏄×2ローター)、250ps/30㎏-㎠(過給圧0.8㎏/㎠)、
■吸排気系:トラスト製エアインクス、φ80㎜三好自動車製ステンレスマフラー、φ98㎜テールパイプ、フロントパイプ
■冷却系:KOYO製アルミ2層ラジエーター、三好自動車製インタークーラー
■駆動系:マツダスピード製クラッチ/フライホイール、OS技研製LSD
■燃料系:SARD製燃料ポンプ
■制御系:APEX製パワーFC、トラスト製プロフェック
■サスペンション:エアレック製エアサス・ニンジャキット
■ブレーキ:IDI D350パッド
■タイヤ:ハンコック ヴェンタスV12evo(F)215/40R18 (R)235/40R18
■ホイール:WORK製ワークエモーションCR3P(F)18×9.5J -29 (R)18×10.5J -54
■インテリア:Greddyステアリング、パンデム製バケットシート(左右)/6点式ハーネス、Pioneer FH9400カーナビ

【1】【2】【3】から続く

初出:ノスタルジックスピード 2020年 2月号 vol.23
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1989年式 マツダ サバンナRX-7(全4記事)

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TEXT : SHINICHI YAMAZAKI/山崎真一 PHOTO : RYOTA-RAW SHIMIZU(FOXX BOOKS)/清水良太郎(フォックスブックス)

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