吠えろ! ツイン・エンジン!【1】ジウジアーロが手掛けた117クーペの後継車。「メカドック」キャノンボール編に登場!|1982年式 いすゞ ピアッツァ XE

ピアッツァの象徴となるヘッドライト。ライト自体は固定式で、ライトの点灯/消灯に連動して上部のクオーターカバーが電動で開閉する

       
【1982年式 いすゞ ピアッツァ XE Vol.1】

【画像20枚】ワンアームワイパーもピアッツァの特徴。ここにウオッシャーノズルが内蔵されてるため、ボンネットはスッキリ。テールゲートにガーニッシュが付くのが前期〜中期の特徴。表記の文字は前期は「ISUZU」、中期は「PIAZZA」となる

『よろしくメカドック』のコミックを読み進めていくと、次々にチューニングのノウハウが登場する。ブレーキや足まわりを強化するという基本だけでなく、ターボ化したり、エンジンを換装したりと、当時は少数派だったテクニックも描かれていた。それだけでも子どもたちが熱中するには十分だったが、それらが霞んでしまうほどのインパクトがあるとんでもないマシンが登場する。キャノンボール編のピアッツァだ。

ピアッツァは名車117クーペの後継車種として計画され、自動車デザイン界の巨匠イタリアのジョルジエット・ジウジアーロがデザインを担当し、79年3月のジュネーブ・モーターショーでコンセプトカーの「アッソ・デ・フィオーリ」が発表された。


>> コンセプトカーの「アッソ・デ・フィオーリ」をベースに市販モデルとして81年に誕生したのが初代ピアッツァ


1982年式 いすゞ ピアッツァ XE(JR130)

全長×全幅×全高(mm) 4310×1655×1300
ホイールベース(mm) 2440
トレッド前/後(mm) 1345/1355
車両重量(kg) 1190
エンジン型式 G200型
エンジン種類 直列4気筒DOHC
総排気量(cc) 1949
ボア×ストローク(mm) 87.0×82.0
圧縮比 9.0:1
最高出力(ps/rpm) 135/6200
最大トルク(kg-m/rpm) 17.0/5000
変速比 1速3.312/2速2.054/3速1.400/4速1.000/5速0.840/後退3.550
最終減速比 3.909
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション前/後 ダブルウイッシュボーン/3リンク
ブレーキ前/後 ベンチレーテッドディスク/ディスク
タイヤ 185/70R13(前後とも)
発売当時価格 246.5万円

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【2】へ続く

初出:ハチマルヒーロー vol.044 2017年11月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1982年式 いすゞ ピアッツァ XE(全5記事)

TEXT:HIDEO KOBAYASHI/小林秀雄 PHOTO:MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ) COOPERATION : MIZUKAMI AUTO/水上自動車工業

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