ライバル那智渡の駆ったSA22C【1】全レースでSA22Cを駆るロータリーフリーク!|1978年式 マツダ サバンナRX-7 GT【1】

ロータリーひと筋の漢がほれた 唯一無二のスポーツモデル

       

【1978年式 マツダ サバンナRX-7 GT Vol.1】

【画像15枚】スポーツカーのアイコンと言えるリトラクタブルヘッドライトだが、上げると一気に愛きょうのあるマスクに変身する。なお、GTにはハロゲンヘッドライトが標準装備されていた

メカドックの主人公はまぎれもなく風見潤だが、彼を取り巻くキャラクターも個性派揃いで、主役級の存在感を示す人物もいる。それが、チューニングショップ「チャンプ」のオーナー、那智渡だ。


>> ロータリーひと筋の漢がほれた唯一無二のスポーツモデル
 

クールな振る舞いと高圧的な言動が特徴的な那智は、優れたドライビングテクニックと実績から当初は風見を見下すような発言をしていたが、次第に風見の実力を感じ取り、ライバルと認めるようになる。そんな那智は、すべてのレースでSA22C(初代サバンナRX-7)を選ぶほどのロータリーフリークだった。



>>ロータリーひと筋の那智渡は、キャノンボールトライアルにペリフェラルポート仕様の13B型にツインターボを装着し、ニトロを追加したモンスターマシンで参戦したが、ゼロヨンGPでは、さらにその上をいく驚きのマシンで登場。エンジンは3ローターで、それをフロントミッドシップに搭載。ハイパワーエンジンと抜群のトラクション性能を持つ、ゼロヨンスペシャルというわけだ。しかも、風見との戦い直前にターボをドッキング。これは、第7巻のナベさんの発言から知ることができる。ちなみに予選では、ナベさんの師匠、露崎さんにポート加工の不完全さを指摘されてしまうシーンも。

1978年式 マツダ サバンナRX-7 GT(SA22C)

全長×全幅×全高(mm) 4285×1675×1260
ホイールベース(mm)  2420
トレッド前/後(mm) 1420/1400
車両重量(kg)  1005
エンジン型式  12A型
エンジン種類 2ローター・ロータリー
総排気量(cc) 573×2
圧縮比9.4:1
最高出力(ps/rpm) 130/7000
最大トルク(kg-m/rpm) 16.5/4000
燃料タンク(ℓ)55
変速比 1速3.674/2速2.217/3速1.432/
4速1.000/5速0.825/後退3.542
最終減速比 3.909
ステアリング ボールナット
サスペンション前/後 ストラット/4リンク
ブレーキ前/後 ベンチレーテッドディスク/リーディングトレーリング
タイヤ 185/70R13(前後とも)
発売当時価格 140.0万円

すべての画像を見る

【2】へ続く

初出:ハチマルヒーロー vol.044 2017年11月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1978年式 マツダ サバンナRX-7 GT(全5記事)

TEXT:HIDEO KOBAYASHI/小林秀雄 PHOTO:MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ) COOPERATION : MIZUKAMI AUTO/水上自動車工業

RECOMMENDED

RELATED

RANKING