友人の父親が新車で購入したハコスカGT‐R【3】これまで乗ってきたGT-Rの中でコレが一番のコンディション|1971年式 日産 スカイライン HT 2000 GT-R

フロントフェンダーは目立たない程度にワイド化されている。そこに収まるのはRSワタナベの15インチホイール。車高はほどよくローダウンしている

これまで、3台の1971年式スカイラインHT 2000 GT-Rを乗り継いできたオーナー。
現在のスカイラインブラウンのGT-Rは、友人の父親が新車で購入し、ワンオーナーで維持していたもので、スポーツオプションなどの貴重なパーツを使って仕上げた唯一無二のGT-Rだ。

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【 ONE&ONLY|1971年式 日産スカイライン ハードトップ 2000 GT-R Vol.3】

>> 【画像22枚】純正ステアリングを保管しつつ、普段はダットサンコンペハンドルを装着

子供の頃、友人の父親が乗っていたハコスカGT-Rに憧れたオーナー。
結果として、その昔にあこがれて見ていたGT‐Rに乗り換えることになった。走行距離はわずか5万㎞。ボディにはダメージはなく、新車時の輝きさえもまったく色あせていなかった。

「GT‐Rを3台乗り継ぎましたが、コンディションはこれが一番です。実は25年ほど前にオヤジさんがエンジンルームまで含めて純正色で全塗装しているのですが、なんでしたのか分からないくらい状態はいいです」と微笑む。

こうして友人の亡き父である初代オーナーの遺志を継ぎ、それに負けないほどの愛情を注ぎ込む。TAオートの安藤さんに探してもらったレース用オプションのヘッドカバーやワークスタイプのタコ足など、貴重な当時のパーツを装着。また、2年前にはエンジンやミッションをオーバーホールするなど、コンディションの維持に努めている。取材時も好調な吹け上がりを見せていたGT‐R。初代オーナーのオヤジさんも、快調に走る姿を天国から眺めて、喜んでいるに違いない。






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初出:ノスタルジックヒーロー 2020年月号 vol.198
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1971年式 日産スカイライン ハードトップ 2000 GT-R|ONE&ONLY(全3記事)

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text:Daisuke Ishikawa/石川大輔 photo:Koichi Inaba/稲葉浩一

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