GT1300ジュニア【2】「この際だから」とあこがれのGTA仕様にカスタム。パワートレインはトミタク仕様!|1969年式 アルファロメオ・ジュリアGT1300ジュニア【2】

オーナーいわく「ながめてよし、走らせるとさらによしの『ジュリ子』」。 エンジン完成後、初めてワインディングに出かけた時は本当に痺れたそうだ

アルファロメオという名が気になり、色っぽいデザインに魅せられ、刺激的な走りに骨抜きにされる。多くのアルフィスタと同じようにこのGT1300ジュニアのオーナーも、イタリア生まれのおてんば娘のとりこになった。手塩にかけてレストアし、あこがれのGTA仕様にカスタム。魅力が倍増したおてんば娘との至福の時間を楽しんでいる。

【1969年式 アルファロメオ・ジュリアGT1300ジュニア Vol.2】

【画像16枚】ドアのアウターハンドルはフラップタイプからグリップタイプに変更。これもGTA仕様には欠かせないカスタムメニューだ
ただし、オーナーが10年前に購入した車両はレストアベース車。ボディ、エンジン共に再生する必要があった。ボディはなじみの板金工場「オリジング」に依頼。パワートレインは、オーナーが絶対的な信頼をおくエンジンビルダー「オフィストミタク」の富松拓也さんに一任した。

ボディはすべてをバラし、慎重にダメージの具合をチェックしたところ、サイドシルやリアまわり以外に大きなダメージは見られず、まずまずの状態。ただ大事をとり、総剥離しての化粧直しが行われている。さらに外装は、「この際だから」とあこがれのコンペティション仕様である「GTA」仕様にカスタム。


>>ジュリアクーペシリーズのデザインはベルトーネ社が手がけた。ベルトーネはジウジアーロが属したイタリアンカロッツェリアの名門の1つ。


>>劣化が進んで腐食していたメッキのエンブレムを、富松さんが気合で研磨! シブイ輝きで、ボディカラーとのマッチングもグッド。 
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主要諸元 SPECIFICATIONS
1969年式 アルファロメオ・ジュリアGT1300ジュニア

● ボディ:フロントまわり&アウタードアハンドルGTA仕様
● エンジン:AR105型、10548カムシャフト
● 吸気系:ウエーバー40DCOE
● 排気系:ステンレスタコ足&マフラー
● 駆動系:OS技研製LSD
● サスペンション:KONI製ショック&ローダウンサス
● タイヤ:ダンロップ ディレッツァ スポーツZ1スタースペック 195/60R14
● ホイール:GTAレプリカ
● インテリア:ナルディ製ステアリング、天井張り替え、ドアパネル自作

【3】へ続く

初出:ノスタルジックスピード vol.024 2020年4月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1969年式 アルファロメオ・ジュリアGT1300ジュニア(全5記事)

TEXT:HIDEO KOBAYASHI/小林秀雄 PHOTO:MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ) COOPERATION : MIZUKAMI AUTO/水上自動車工業

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