ブルUバン【5】「L型メカチューンのキモ」はカムシャフト! キャブレターやエキマニもベストな仕様へ|1973年式 日産ブルーバードU バン

ホイールはワークのマイスター・CR01。サイズはフロント15×6J、リア15×7J。「ワークのホイールはサイズバリエーションが多いのがいい」と濱本さん。タイヤはアドバンA050を履いている

[5/7]各戸今から30年ほど前、L型チューン全盛期。柿本レーシングは名実ともにチューニング界を制した。ここで紹介するブルーバードUは、L型チューンの伝説ブランド「柿本」の魂を宿すチューンド。オーナーは、あえて4気筒、しかもバンのボディで、L型4気筒チューンの新境地を切り開く。

【1973年式 日産 ブルーバード U バン Vol.5】

【画像27枚】リアの足まわりには、発進時のジャダーを抑えるトルクロッドを追加。ホーシングに取り付けブラケットを設けての苦心の取り付け。が、今後リアまわりは大改造される

エンジンは、ボアをφ89mmまで拡大するL18型改2.0L仕様。塩路さんが「L型メカチューンのキモ」と語るカムは、ドラッグレースからサーキット走行までをカバーする亀有製77度が選ばれている。

キャブレターは当初付いていたOERのφ47mmをφ50mmにサイズアップ。インマニは2分割してセット。ポートの位置をきっちり合わせ、吸気抵抗の低減を図っている。

一方排気系は、エキマニが亀有製のφ45mm。マフラーは柿本改のワンオフで、メインがφ70mm、出口がφ90mmだ。なお、マフラーは今後もさまざまな太さやレイアウトを試し、ベストな仕様が探られる。


>>ミッションは亀有製のクロス。クラッチはOS技研製のツインプレートで強化している。ゼロヨン12秒台を目指し、OS技研の7速シーケンシャルミッションの投入を検討している。

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【6】へ続く

初出:ノスタルジックスピード vol.024 2020年4月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1973年式 日産 ブルーバード U バン(全7記事)

TEXT:HIDEO KOBAYASHI/小林秀雄 PHOTO:MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ) COOPERATION : MIZUKAMI AUTO/水上自動車工業

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