L型6気筒エンジン用DOHCヘッドを世界初公開! NISMOブランド誕生40周年記念

NISMOロゴの刻まれたL型エンジン用DOHCヘッド

       
NISMOは2月17日、パシフィコ横浜で開催中のノスタルジック2デイズ2024において、L型エンジン用DOHCヘッドを世界初公開した。
これは1984年に設立されたNISMOブランドの40周年記念として、数年かけて開発されたもの。

本来はSOHCのL型エンジンをDOHC化するヘッドを組み合わせることで、エンジン型式は「TLX型」とされている。カムの駆動はタイミングチェーンを用いている。

会場内NISMOブースでは、S30フェアレディZに6連スロットルのインジェクション仕様とエンジン単体が展示されている。
いずれもプロトタイプで、あくまで参考出品ということ。そのため、限られた情報しか明かされておらず、詳細なスペックは不明。評判が高ければ、もしかするとヘッド単体での販売もあるかもしれない。レースエンジニアが40周年記念として設計されたそうで、長年、レースででつちかってきた豊富なノウハウやデータが盛り込まれていると思われる。
50年以上前に設計されたL型エンジンだが、いまだにチューニングベースとしては大人気だ。NISMOから発表された今回のDOHCヘッドにより、新たなステージにステップアップすることを期待したい。

■エンジン主要諸元 Specifications (※プロトタイプの仕様)
エンジン型式 TLX
エンジン種類 水冷直列6気筒
弁機構 DOHC(チェーン駆動)
ボア×ストローク ⌀89.0㎜×79.0㎜
総排気量 2949㏄
圧縮比 12.5:1
最高出力 221kW(300ps)以上
最大トルク 294N・m(30㎏f-m)以上
最高回転数 7500rpm
燃料供給装置 マルチポートインジェクション
点火装置 ダイレクトイグニッション

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