ハコスカ/ケンメリのローダウン時にアライメントとトレッド幅を調整可能!|ナギサオート GC10/KGC10/KGC110用セミトレピロアーム&調整式サスペンションメンバー

ハコスカやケンメリでは、サスペンションのみで車高を下げると、同時にリアタイヤのキャンバー角が大きくなってしまう。そのため、タイヤの接地面積が少なくなり、片減りといった症状も出てしまう。それを解消する加工パーツが登場した!

       
ハコスカやケンメリなどのリアサスペンションには、セミトレーリングアーム式が採用されている。機構的には、車体に2点で回転可能に支持されるセミトレアームは、旋回時に外輪のサスペンションが縮んだ際にはキャンバー角がネガティブに、トーがイン方向に変化する設定が可能で、こうしたジオメトリ変化を利用して操縦安定性を高くできることから、FR車のリアサスペンションに採用されたようだ。
 
ただし、ノーマルから車高を下げていくと、キャンバー角がついてしまい、タイヤはハの字状態になってしまう。この状態を調整するためには、セミトレアームを加工して調整機構を追加するしか方法はない。これまでにも、いろいいろなショップから調整用リアロワアームとして、加工したアームがリリースされてきていた。ほとんどが、キャンバー、トー、ホイールベースの調整が可能になっている。

【画像13枚】トレッドを調整できるようにするため、リアサスペンションメンバーも加工が施されているのがポイント

そんな要望に応えて登場したのが、ナギサオートのGC10/KGC10/KGC110用セミトレピロアーム&調整式サスペンションメンバーだ。

「お客さんからのリクエストで、トレッドも調整できるようにしてほしいといわれたんです。なんでも、4ドアのハコスカで、リアに太いタイヤを入れるのに、トレッドをナロー化したいそうなんですわ。なので、セミトレアームとメンバーも加工して、トレッドを調整できるように開発したんです」とナギサオートの南 貴之さん。
 
これまでは、セミトレアームの加工によって、キャンバー、トー、ホイールベースが調整できるようになっていたが、メンバーも加工することで、さらにトレッド幅も調整可能になった。
 
ナロー化で、ワイドタイヤを収めることもでき、逆に、ワイド化でツライチを調整することも可能。これでハコスカの足まわりがまた一歩進化した!


ナギサオート セミトレピロアーム&調整式リアサスペンションメンバー

>>トレッドを調整できるようにするため、リアサスペンションメンバーも加工が施されているのがポイント。セミトレピロアームとサスペンションメンバーの取り付け部分を加工し、内側は左右と上下に調整幅を持たせている。これにより、トレッドとキャンバーを調整することができる。純正のセミトレアームとサスペンションメンバーを同時に加工する必要があり、価格は25万8000円(税込み)


ナギサオート セミトレピロアーム

>>純正のセミトレーリングアームをベースに、メンバーに接続する部分をピロボール化することで、長さを調整できるように加工している。これにより、トー、ホイールベースの調整が可能になる。ナギサオートでは、純正を送ってもらって加工するシステムだ。


トレッド調整幅を実際に確認

>>標準トレッド位置のほか、5mmのワイド、10mmのワイドトレッドが設定可能になるほか、4ドアのハコスカなどで、オーバーフェンダーなしで1サイズ太いタイヤを履けるようになる10mmナローも設定できる。

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