ハコスカ、ケンメリやS30Z、AE86レビン/トレノの純正パーツの欠品にも対応!|ナギサオート テンションロッド

ナギサオートが純正交換タイプのテンションロッドを開発

       
テンションロッドは直進安定性やコーナリングにおいても、クルマを安定させる重要な部品。ところが、純正部品の製造廃止などにより、入手困難になっている。
そこで足まわり部品のスペシャリストであるナギサオートが、純正タイプのテンションロッドを開発した。

【画像11枚】S30Zやハコスカ、ケンメリ、EF8 CR-X/EF9シビックやAE86レビン/トレノ用の各テンションロッドのの写真など

純正交換タイプながらハイキャスター方向に調整可能

テンションロッドは、サスペンションの前後方向の動きを制御するための重要な部品で、直進方向に向かって装着されている。純正部品では、テンションロッドの車体側の取り付け部分に、ゴムブッシュが使われていることが多く、走行距離が延びたり、経年劣化によってガタが発止していたりする。この場合は、ゴムブッシュを交換すればガタがなくなり、解消できる。



やっかいなのは、テンションロッド自体が曲がっている場合だ。その場合、走行中にガタゴトと異音が発生したり、ブレーキングやコーナリング時の挙動に違和感があったりする。旧車の場合、テンションロッド自体が細く、交換されていないクルマはけっこうな確率でゆがんだりしているようだ。

そうなった場合、解決方法は純正のテンションロッドと交換するのが一番だが、メーカーの純正部品は製造廃止になっていることが多く、入手が困難。

そこで、足まわり部品のスペシャリストのナギサオートが、純正交換タイプのテンションロッドを開発した。

「走り系のオーナーさんにはピロテンションロッドがいいと思うんですけど、純正志向のオーナーさんはちょっとという声があったので、作ってみました」と開発担当の南貴之さん。純正同形状ながら、純正より10㎜調整幅が長く作られているため、ノーマルよりハイキャスター方向に調整できるそうだ。また、装着にはゴムやウレタンブッシュを組み合わせるため、異音も出ない。
長年交換していない旧車のテンションロッドをリフレッシュするなら、この純正交換タイプをおすすめしたい。



>>純正より10mm調整幅が長い
ナギサオートのヘリテージパーツシリーズとして開発された、純正交換タイプのテンションロッド。純正のテンションロッドをベースに、ロッド長、取り付け位置などが同寸法で設計されている。また、取り付け部分のネジ山を10㎜長くすることで、純正よりハイキャスター方向に調整することが可能となっている。取り付けには、車種別のゴムブッシュやウレタンブッシュなどが必要なので、別途、用意が必要だ。純正と同レベルの電着塗装仕上げ。



>>規格外のピロボールの特注オーダーがOK!
 これまで多数の足まわり部品などを開発してきたナギサオートでは、メーカーの通常のラインアップにはない、規格外のピロボールサイズを特注することが可能だ。例えば、内径⌀18mmのピロボールの場合、ボルトも⌀18㎜となるが、ピロボールの内径を⌀14〜24mmに特注することができるそうだ。少数の場合、メーカーではなかなか対応してくれなかったりするが、ナギサオートでは、臨機応変に対応可能。ぜひ相談してみよう!



初出:Nostalgic SPEED 2023年11月号 Vol.39
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

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TEXT:Nostalgic SPEED/編集部 PHOTO:RYOTA-RAW SHIMIZU(FOXX BOOKS)/清水良太郎(フォックス ブックス)  COOPERATION:NAGISA AUTO/ナギサオート

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