パイピング加工も実車そのまま! 日産自動車ライセンス許諾品のハコスカ・シートを模した逸品には、サーフラインも!【2】NEW GTチェアー

やはりGTチェアーが最も似合うのは、旧車グッズを集めた部屋やガレージだろう。模型などをディスプレイするための棚や、パーツなどを飾れるテーブルといった木工家具も、木工のデンでオーダーして、趣味の部屋を完成させる事もできる

       
「あの名車のシートを室内でも使いたい」という人に向け、ハコスカのフロントシート型のチェアを作り上げた家具職人がいる。見た目だけでなく、細部まで旧車愛に満ちた「GTチェアー」を紹介しよう。

【 NEW GTチェアー Vol.2】

【1】から続く

 「デン・モータース」のGTチェアー、内部もフレームこそ木製だが、座面のクッション部分の構造は実車と同じ設計を採用。さらにカバーの合皮も、熟練の椅子張り職人によって実車の縫製を再現するというこだわりで、座り心地は実車と比べても遜色ないものに仕上がっている。

 そんなこだわりの成果もあり、このGTチェアーは正式に日産自動車の商品化許諾を取得している。つまり外観のデザインや色合いにおいて、日産が公認している製品というわけだ。

 また、脚部にもクルマ好きらしいこだわりが見られる。前後の脚をつなぐフレーム部分のデザインは、ハコスカのアイコンと言ってもいいサーフィンラインをオマージュしたものに仕上げられているのだ。使用する木材は、ハコスカのウッドパネルの雰囲気に近いということで、オーク材を使用。フレーム自体の仕上げも丁寧で、高級家具としても通用する仕上がりだ。

 デン・モータースでは今後、GT‐R(PGC10/KPGC10)のバケットシート型や、S30フェアレディZのハイバックタイプのチェアなども計画中とのこと。安楽椅子やソファといった家具も含め、クルマ好きの部屋に合わせた製品を展開していくという(2023年4月現在いずれも発売中)。部屋やガレージに合わせたオーダーメイド家具も受け付けているので、まずは問い合せてみるといいだろう。


>> 【画像18枚】ほぼ実車そのままの仕上がりとなっているエッジのパイピング加工など。素材も実車同様に合皮を使用しているが、オプションで本革張りに変更することも可能




>> 表皮レザーの縫製は、熟練の椅子張り職人によって行われる。





>> 木工部分は、長年オーダー家具を製作してきた、クルマ好きのベテラン木工職人の手仕事で仕上げられている。

SHOP INFORMATION

木工のデン/デン・モータース

〒421-0216 静岡県焼津市相川933-2
TEL054-622-5533 FAX054-622-6288
http://factory-den.com/denmotors/
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初出:ノスタルジックヒーロー 2018年6月号 vol.187
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

NEW GTチェアー(全2記事)


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text : NOSTALGIC HERO/編集部 cooperation : DEN MOTORS/木工のデン

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