富士重工業のハイライトはオイルクーラーを内蔵したスポイラーが付くスポーツクーペ|第26回 東京モーターショー 1985 スバル編【1】

商用車ブースに展示されていたスバル・ドミンゴ、スバル・ブラット。

       
【 第26回 東京モーターショー 1985 スバル編】

【2】から続く

 当時は日産と蜜月の関係にあった富士重工業のハイライトは、グループBカテゴリーの個性的なスポーツクーペ、スバルF‐9Xだ。ガルウイングドアを採用し、リアエンドにはオイルクーラーを内蔵したスポイラーが付く。水平対向エンジンにターボとスーパーチャージャーのダブル過給とし、駆動方式は4WDを採用する。

 また、商用車ブースにはドミンゴやサンバートライなどの1BOXとともにレオーネをベースにしたスタイリッシュなピックアップトラック、ブラットを展示した。ブラットは北米市場で大ヒットしている4WDのピックアップだ。RVブームの真っただ中だったから、ショーでも人気が高く、発売を期待するファンも多かった。

>>【画像9枚】第26回 東京モーターショーのパンフレット表紙など



>> スバルブースは、レオーネの成功によって認知された4WDを中心に、ディスプレイしている。3種類の4WDシステムを展開し、フルタイム4WDの展示もあった。写真中央のF-9Xが主役だが、北米に送り出しているレオーネの4WDピックアップ、ブラットも人気者だ。



初出:ハチマルヒーロー 2016年 5月号 vol.35
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

第26回 東京モーターショー 1985 日産・スバル編(全3記事)

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【1】【2】から続く

text : HIDEAKI KATAOKA/片岡英明 photo : JAMA/一般社団法人 日本自動車工業会

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