先進のエアロフォルム【3】「デザインが素敵。見ているだけで幸せ。6気筒の音も最高!」|1989年式 スバル アルシオーネ 2.7 VX|我が青春のリトラクタブル

この個体はこれまでに大きなトラブルもなく好調そのものだが、パワーウインドーやエアサスなど気になる部分もあるとか。そして「とにかく部品ががない。1.8Lと共有できるものも少ないので……」と話す

       
空力性能を徹底的に追及した、先進のエアロフォルム

【 1989年式 スバル アルシオーネ 2.7 VX Vol.3】

【2】から続く

 この個体のオーナーは「とにかく先進的なスタイルが好きなんです」と話すオーナー。オーナーは初めての愛車にアルシオーネを選んだが、不運にも約1カ月で廃車にしてしまった。そのようなこともあってアルシオーネには未練があり、いつか再び乗りたいと長年思っていたそうだ。そこで、アルシオーネを所有する知人に「手放すときには声を掛けてほしい」と以前より猛アピール。そして、その願いが届いたのか、ついに譲り受けることになった。



>> 1.8VRターボと2.7VXに採用されるエアサス「E-PS」はハイトコントロール機構付きで、ハイモードにすると最低地上高が30mmアップする。


 ちなみに知人も大のアルシオーネ好きで、この個体はメンテナンスバッチリのうえ純正色でオールペイントされ、入手不可能なステッカーはワンオフで製作された最高レベルのコンディションを維持している。それだけにオーナーは安心して購入することができたと言い、再び訪れたアルシオーネとの時間を楽しく過ごしている。

>>【画像19枚】アルミホイールは2.7VX専用のデザイン。1.8L車よりもサイズアップされ、205/60R14となるタイヤサイズなど




>> 優れた静粛性と使いやすいフラットトルクのER27型。新規開発されたエンジンだが、結局アルシオーネ以外に搭載されることはなかった。


OWNER’S VOICE/アルシオーネはこの世で最も好きなクルマです



「デザインが素敵。見ているだけで幸せ。6気筒の音も最高!」と、心底ほれ込んでいるオーナー。この個体はこれまでに大きなトラブルもなく好調そのものだが、パワーウインドーやエアサスなど気になる部分もあるとか。そして「とにかく部品ががない。1.8Lと共有できるものも少ないので……」と話す。また、「アルシオーネオーナーのみなさん、ぜひオーナーズクラブ『XAVI(クサビ)』にご連絡ください」とコメントをくれた。


1989年式 スバル アルシオーネ 2.7 VX(AX9)


SPECIFICATIONS 諸元
全長×全幅×全高(mm) 4510×1690×1335
ホイールベース(mm)  2465
トレッド前/後(mm) 1435 / 1440
車両重量(kg)  1300
エンジン型式  ER27型
エンジン種類 水平対向6気筒SOHC
総排気量(cc) 2672
ボア×ストローク(mm) 92.0×67.0
圧縮比 9.5:1
最高出力(ps / rpm) 150 / 5200
最大トルク(kg-m / rpm) 21.5 / 4000
変速比 1速 2.785 / 2速 1.545 / 3速 1.000 / 4速 0.694 / 後退 2.272
最終減速比 3.700
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション前/後 ストラット / セミトレーリングアーム
ブレーキ前/後 ベンチレーテッドディスク / ディスク
タイヤ 205 / 60R14(前後とも)
発売当時価格 292.9万


初出:ハチマルヒーロー 2016年 1月号 vol.33
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1989年式 スバル アルシオーネ 2.7 VX(全3記事)

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【1】【2】から続く

text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : SATOSHI KAMIMURA/神村 聖

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