「ガラパゴス日本車」が大人気!? 北米で人気の80年代日本車とは|【後編】ラッドウッド北カリフォルニア2022【日本車編】

トヨタ・ハイラックスは、4代目のレジャー用途化により、アメリカで人気を獲得した。今回はトヨタのアウトドア系車両の展示数が多かった

       
2022年7月9日の土曜日に、カリフォルニア州サンマテオ市のイベントセンターで開催された「Radwood Norcal 2022」。

イベントでは米国産車(つまりアメ車)や高級欧州車が目立っていたが、我らがハチマル日本車も豊富な車種で引けを取らない。しかも、国内専用モデルの多い時代でもあったため、海外のファンは「ガラパゴス日本車」に興味津々。結果としてアメリカへ渡った日本固有の車両が今回こぞって展示された印象を受けた。日産スカイラインや各種軽自動車など、である。

【画像13枚】スープラやロードスターなど人気のスポーツカーやスプーンスポーツのシビックも展示!

その一方で、例えば、主催によるメイン展示車両にはハチロクなし。
我々が思うハチマル名車ではなく「アメリカにはないはずの日本車」がショーの主役級を担っていた。
「ジャパニーズ・ネオクラシック」が「ニッポン・ハチマル」と微妙なずれを生じ始めていることを印象付けるイベントであった。


>>屋内展示場内では選りすぐりの車両が展示。R32&R33スカイラインGT-Rはもちろん興味の中心。軽スポーツカーも注目の的だった。


>>鉄仮面こと日産の誇るDR30スカイラインRSはもちろん日本国内仕様。


>>AE86スプリンタートレノ。カローラレビンも含め、我らがハチロクはこの日はあまりにも影が薄かった。これではニッポンハチマルの立場がないのではないか……。


>>会場中央の広場では日米欧各国入り乱れての展示配置。黄色い日産Z32フェアレディZは新型にちなんだ今注目の色であるイエロー。



>>会場内の東側にあたるエリアには日本車が集まっていた。クライスラー社のダッジおよびプリムスブランドで販売されたコンクエストは三菱スタリオンの北米版。1987年以降はクライスラー・コンクエストとして販売された。


ハチマルヒーロー2022年11月号Vol.74
(記事中の内容は掲載時のものを主とし、一部加筆したものです)

【前編】ラッドウッド北カリフォルニア2022|日米ガルウイング車の共演も!西海岸のハチマル車が集う1大イベント開催【アメリカ車&欧州車編】


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photo & text:Hisashi Masui/増井久志

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