<ブリヂストン>「えっ、タイヤの再生、できるんだ!?」|時空を超えたタイヤの旅|スバル360で素敵探検 大貴 誠のレディーバードの旅 第37回 中編

特別に入れていただいた技術センターの敷地にある「世界最大級のタイヤ」。思わず抱きついてその大きさを実感。

       
スバル360に目覚めて以来、タイヤにもすごく熱い思いがあった大貴誠が、ついにタイヤの聖地へ!

【 スバル360で素敵探検 大貴 誠のレディーバードの旅 Vol.37 中編】

 前編から続く

「えっ、タイヤの再生、できるんだ!?」

 よく調べてみたら、それはリトレッドタイヤといって主に大型トラックのタイヤの表面を再生する技術で、普通の乗用車などのタイヤ再生には技術面でもコスト面でも向いていないということらしい。ならば「いつか実現する日が来るのか、それとも別の新たな技術が生み出されるのか」を、タイヤ開発の最前線の方に聞いてみたくてたまらなくなり、ついに行ってしまいました、ブリヂストンに。

 伺ったのは、東京都小平市にあるブリヂストン技術センターに併設した「ブリヂストンTODAY」という施設(現在は、全館改装後、リニューアルし「Bridgestone Innovation Gallery (ブリヂストンイノベーションギャラリー)」として2020年11月に開館)。創業70周年記念事業として2005年にできた「ゴムとタイヤの博物館」です。ブリヂストンの歴史から、ゴムのこと、タイヤのことが全部分かる最高の場所です。

 本社広報部の森田明伸さん、TODAY館副館長の遠藤俊行さん、そしてブリヂストン技術スポークスパーソンの原秀男さんに迎えていただき、こんな熱意だけあるシロートの訪問に、予定時間を超えていろいろなことを見せて聞かせて体験させてくれました。
 

>>【画像26枚】「エアフリーコンセプト」をつけた自転車に試乗させてもらいました。空気が入っていない、つまりパンクしないタイヤ。そしてリサイクルが可能という夢のタイヤなども体験




●ゴムの研究:
ゴムの種類、採集から生産、そしてあらゆるゴムの使われ方の勉強ができます。建築用の免震ゴムは、なんとこのTODAY館が入っているビルで、実際に使われているものを見ることができます。東日本大震災の時、このビルではほとんど揺れを感じないほどの力を発揮したそうです。そしてゴムは、病気で尾びれを失ったイルカのための、人工尾びれなんかにも使われたのです。イルカはうれしかっただろうな。






●技術スポークスパーソン原秀男さん:
本当に面白かった原さんのお話。グアユールという低木やタンポポの根っこといった、ゴムの木じゃないものから採れるゴムの話やリサイクルの話。そして現在研究されている新しいタイヤの研究。路面の状態を感知するセンサーを持ったタイヤがすでにできている! その技術の先には「夢の自動運転」が待っている……とワクワクしていたら、原さんの夢はそれどころじゃなく「自在に形が変わる、生きたタイヤ。運転しながらタイヤと会話ができるような」。それ、夢物語じゃないかも、と原さんのお話を聞いていると思うのです。


後編に続く
初出:ノスタルジックヒーロー 2017年8月号 Vol.182
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

スバル360で素敵探検 大貴 誠のレディーバードの旅 Vol.37(全3記事)

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 前編から続く

text: RUEKA AOKI /青木るえか photo: RUMI MATSUSHITA /松下るみ

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