大山道青山ルートを辿る|スバル360で素敵探検 大貴 誠のレディーバードの旅 第35回 中編(前編・後編)

       
可愛いレディーバード。日頃の手入れと安全運転、
そして念には念を入れて神様にも安全をお願いしました。
【スバル360で素敵探検 大貴 誠のレディーバードの旅 Vol.35 中編】

前編から続く

 大山道もいくつものルートがあり、そのうち三軒茶屋の石碑があるのは大山道青山ルート。ということで注目のその石碑からスタートしました。

 その、由緒正しい大山道、今では国道246です(多少、旧道にそれるところはあるとはいえ)。頭上に高速、そびえるビル群、途切れぬクルマ。たぶん日本の国道の中でいちばんオシャレ(?)なその道は、江戸時代は大山阿夫利神社へ向かう人たちがたくさん歩く、今の246のような華やかな(?)な道だったかも。

 246もやがて郊外になり(当たり前)大山に近づくと、そこは子供の頃に連れていかれた景色が広がっています。ケーブルカーの車両だけは2016年グッドデザイン賞受賞という新しいものですが、「子供の頃は乗せてもらえなかったから古いのは知らない」ので、ほとんどが昔のままの大山です。

 1月も松が明けた平日の昼下がり。大山阿夫利神社は、ケーブル駅より手前の社務局と、ケーブルカーで上がったところの下社(上がっても下社)、さらに奥の上社があり、クルマは上まで行けないので、ご祈とうは社務局で受けます。まずは運転手の大貴誠が御祭神の前でおはらいを受け、神職の方が祝詞を奏上したのち拝礼、そして玉串を捧げて終了。このあと、お神酒をいただくんですが運転中ですから口をつけるマネだけにして、このあとは外に止めてあるレディーバードのおはらい。ドアもボンネットもみんなあけて、中まではらいまくっていただくのです。スバル360はシンプルなクルマなので、ボンネットあけたらすべてが見えて、神様の霊験もすみずみまで行き渡る。

>>【画像27枚】三軒茶屋の国道246号線が世田谷通りと分岐するところの大山道の石碑など



●自動車安全のご祈とう

「神前でのご祈とう中は撮影をご遠慮ください」とのことで、お神酒までをいただいた後、何枚か撮らせていただきました。最後にレディーバードを全開にしておはらい。車検も終えて整備も万全、たぶん今までも悪いものなんてついていないと思いますが、これから何かがつかないように、長く安全に走りつづけるため、丁寧におはらいをしていただきました。いただいた大山阿夫利神社のステッカーはどこに貼ろうかな。


後編に続く

初出:ノスタルジックヒーロー 2016年12月号 Vol.178
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

スバル360で素敵探検 大貴 誠のレディーバードの旅 Vol.35(全3記事)

関連記事: スバル360で素敵探検 大貴 誠のレディーバードの旅

関連記事: レディーバード

関連記事: スバル 360


前編から続く

text: RUEKA AOKI /青木るえか photo: RUMI MATSUSHITA /松下るみ

RECOMMENDED

RELATED

RANKING