<町田>白洲次郎邸とまちだリス園|白洲次郎が連れていってくれた、近くて遠くて面白い町|スバル360で素敵探検 大貴 誠のレディーバードの旅 第33回 後編

まちだリス園 いやー、こんなところがあるなんて知りませんでした

       
白洲次郎が連れていってくれた、近くて遠くて面白い町、町田

旅行で行くには近すぎる町田。でも大貴誠は「行ってみたい」とずっと思っていたところでした。

【スバル360で素敵探検 大貴 誠のレディーバードの旅 第33回 後編】

中編から続く

 逆に、行き先を決めないで、目についた場所にちょこちょこと寄り道する、みたいな愉しみ方をするなら、町田は興味深いものをいっぱい見つけられるところです。今のご時世にそういう旅をするって、わりとぜいたくなことかも。派手じゃないから分かりづらいし。

 でも、大貴誠がまず町田に行きたいきっかけになった、白洲次郎邸。ここだって、戦争中、誰も住もうとしなかった荒れ果てた農家を譲り受けて、庭で慣れない農作業や大工仕事をしつつ、ぼろぼろの家の気に入ったところは残し、修繕を繰り返して、今では「あんな素晴らしい家に住みたい」と言われるような場所になってるわけです。それだって、別に「趣味のいい家にしたい」なんて思っていなくて、ただ、自分の好きなものを自分のまわりに集めているうちにそうなっただけ、というのは、今回の「なんとなく、好きそうなものがあるところに、クルマをとめて行ってみる」「そういうやり方だからこそ分かる町田の面白さ」と似てるじゃないですか。

 それ、大貴誠の「物ごとの楽しみ方」にも似ています。……ということで、町田に連れていってくれた白洲次郎さんはやっぱりかっこいい人だった(笑)、という今回の旅でした。


>>【画像22枚】武蔵と相模の間にあるから「武相荘」で「ぶあいそう」など。邸内には、次郎の有名な「葬式無用 戒名不用」の遺言書や、奥さんの正子が集めた骨董や着物などが飾ってあります




●まちだリス園
いやー、こんなところがあるなんて知りませんでした。リスがいっぱい、他にはモルモットやウサギ、カメがいます。外周200mの広場にリスがいっぱい放し飼いにされていて、ヒマワリのタネをあげると体に飛びついてきたり上着の中にもぐりこんだり。ウサギやモルモットをヒザに抱けるコーナーもあります。動物好きな大貴誠は「ここなら1日いられる!」と大喜び。そしてここは、障害者自立支援のための特定非営利活動法人でもあり、ごく自然な形でみんながいっしょに働いています。




初出:ノスタルジックヒーロー 2016年12月号 Vol.178
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

スバル360で素敵探検 大貴 誠のレディーバードの旅 Vol.33(全3記事)

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前編・中編から続く

text: RUEKA AOKI /青木るえか photo: RUMI MATSUSHITA /松下るみ

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