＜町田＞「よく知っている、通り過ぎる町」の絹の道｜白洲次郎が連れていってくれた、近くて遠くて面白い町｜スバル360で素敵探検　大貴 誠のレディーバードの旅　第33回　中編

白洲次郎が連れていってくれた、近くて遠くて面白い町、町田

旅行で行くには近すぎる町田。でも大貴誠は「行ってみたい」とずっと思っていたところでした。

【スバル360で素敵探検　大貴 誠のレディーバードの旅　第33回　中編】

前編から続く

　今回、あらかじめ行こうと決めてたのが、白洲邸と町田リス園（このリス園を知っていて、行きたいといった大貴誠はなかなかマニアックな人です）。あとは果物狩りでもしようかと思っていたら、ちょっと時季外れで適当な果樹園がなく、わりとふらふらと（安全運転で）クルマを走らせていたんです。とにかく町田って広くて、繁華街かと思うと企業団地がどーんと広がり、有名な大学もいくつもあっていかにもキャンパスっぽい敷地があり、横には畑があって農協の即売所にたくさんの人が買い物に来ている。住宅街があると思うといきなり山道みたいなところに突入。いかにも東京らしい景色と、ここが東京!?　　みたいな景色がふつうに交ざっています。

　そんな町田をふらふら（安全運転で）走っていると、入り込んだのが町田街道。整備されて広くなったバイパスのほうじゃなくて、江戸時代から続く、横浜から八王子までの「絹の道」と言われていた古い街道。バスやクルマがバンバン走っている割に、昔の面影を残している広くない道。なんかいい感じだなーと走りながらふと目についたところに立ち寄ってみると、おいしかったり面白かったり、思いもかけないものがあったり。

　分かりやすい観光地、たとえば有名な遊園地や動物園が隣接した市にあったりして、確かに町田って「よく知っている、通り過ぎる町」っぽくなりやすいのかも。

>>【画像22枚】おいしい町田街道 町田街道を走っていて、なんか気になって入ってみたらおいしかったお店。街道に面したかわいいお店「クレープの店アン」など



●ジャズのまち・町田

地域密着型ジャズ・フェスティバルとして春や夏に「町ジャズ」が行われている町田。ジャズバーも老舗から新しいお店までたくさんあるらしい。晩ごはんの後、町を歩いて見つけた「JAZZ BAR BIRD」（2017年11月11日に閉店。その後、運営者が変わりミュージックカフェバー BIRDとしてオープン）に行ってみました。静かで、雰囲気のある、まさに大人のジャズバー。マスターご自慢のジントニック、2番目におすすめの「ブラッディーシーザー」をいただいて、大好きな「バードランドの子守唄」をリクエストして、大人な夜を過ごしました。



後編に続く

初出：ノスタルジックヒーロー 2016年12月号 Vol.178
（記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです）

スバル360で素敵探検　大貴 誠のレディーバードの旅　Vol.33（全3記事）

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前編から続く