開催州ジョホールの王様のクルマも展示。タイやシンガポール、ブルネイ、香港からの参加も!|RETRO HAVOC In Malaysia 2017 Vol.2

会場正面には、大きな横断幕が掲げられた。今回ノスヒロ編集部は、ノスタルジック2デイズの主催者ということで、特別に招待された。

       
【地元の王様のクルマも展示 マレーシアのカーミーティング】
2017年、マレーシアで行われたニッポン旧車が多数参加するカーミーティングを取材。クルマの新旧を問わず、自分の好きなように愛車をいじっている文化に触れたその模様をレポート。

【RETRO HAVOC In Malaysia Vol.2】

【1】から続く

 そんなマレーシアで年々規模を拡大している同イベント。今年は過去最大となる900台のエントリー車両と8000人の来場者が会場を埋め尽くした。このエントリー台数はマレーシアのクルマイベントでは最大とのこと。

 また、車両エントリーについてはマレーシアだけでなく、隣接するタイやシンガポール、ブルネイばかりか香港からの参加もあり、国際色が非常に豊かだった。ちなみに香港からの参加者は片道6000kmを16日間掛けて会場までたどり着いたという。スケールの違いに驚かされた。

 エントリー車両の大半が日本車で、1960〜70年代車に比べてやや80年代以降のクルマが多かった。また、会場ではコンクールデレガンスやドリフト大会、地元の日本車ディーラーのブースありと盛りだくさんだった。
 4回目にしてマレーシアの超大手企業であるサイム・ダービー社もスポンサーに名乗りを上げるなど、その勢いは留まらない。ちなみにマレーシアは9つの州にそれぞれ王様(州王 スルタン)が存在し、互選によって国王が選出される。今回の同イベントはなんと地元ジョホール州の王様も参加したのだ。メインスペースに王様のクルマが2台展示されSPが厳重に守っていた。

 そんなオフィシャル感もあってか、地元警察も非常に協力的だった。イベント前日にはプロモーションビデオ撮影のため、市内を旧車約20台がパレードした。その際は車列の前後に白バイが走行。すべての信号をパスさせてくれた。日本では考えられない光景であった。

>>【画像16枚】2台が展示された地元ジョホール州のスルタンの愛車など




ノスヒロ世代からハチマル世代まで、ニッポン旧車の人気は高い。個性的な展示車両たち。


【3】に続く

初出:ノスタルジックヒーロー 2017年6月号 vol.181
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

RETRO HAVOC In Malaysia(全3記事)

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【1】から続く

text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : ISAO YATSUI/谷井 功

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